【2025年版】魚拓システム「ArchiveBox」を簡単構築できるVPSサービスを徹底比較!
大手クラウドストレージよりも自由があり、使い方次第でコストを数分の一まで削減できるクラウド・ストレージOSS「ArchiveBox」。構築が意外と手間ですが、「秒で構築」も可能なVPSサービスを比較します。
目次
ArchiveBoxを「秒」で構築できるVPS プラン一覧
本ガイドは、以下のサービスを比較・検証し、おすすめを作成しています。各プランの価格は、現在のキャンペーンやクーポンを適用する前の価格です。
「ArchiveBox(アーカイブ・ボックス)」とは?
ArchiveBox(アーカイブ・ボックス)は、オープンソースのWebページ保存システム(いわゆるweb魚拓)です。サーバーにインストールすることで、管理ページやコマンドラインから魚拓を取ることができます。
魚拓というと、ウェブ魚拓やarchive.orgなどが有名ですが、ArchiveBoxはこれらのサービスと同等の機能を自前で運用できるOSSです。
ArchiveBoxをセルフホストする際の推奨スペック
ArchiveBoxは一般公開をしない、大量のアーカイブを同時作成しない限りは、サーバーに大きな負荷がかからないアプリケーションです。
そのため、公式でも推奨スペックはかなり低めに設定されています。
Supported Systems | ArchiveBox / ArchiveBox
上記のページによると最低・推奨スペックは下記の通りになります。
項目 | 最低スペック | 推奨スペック |
---|---|---|
vCPUコア | - | - |
メモリ | 500MB | 2GB |
ストレージ | - | - |
Webページを開いて保存するだけなので、CPUのコア数制限などはないですが、メモリについては500MB以上、2GB以上が推奨されています。
1GB程度でも問題ないですが、今回は公式の推奨スペックである2GB以上のVPSプランで比較をします。2GBのVPSの場合、コア数も2コア以上が通常なので、処理速度にも不安がありません。
ArchiveBoxを簡単セルフホストできるVPSを選ぶ際のポイント
- ArchiveBoxテンプレートの有無
管理画面から一発でArchiveBoxサーバーを立ち上げできるか?
- 単月契約の料金
長く使わないケースも踏まえて、単月契約で比較がおすすめ
ArchiveBoxはインストーラーから簡単インストールが可能ですが、Web管理画面なども含めて構築するとやや手間があります。Dockerの知識があればコマンドから必要なアプリを自動構築もできますが、地味に設定が手間になるので、ArchiveBoxテンプレートがあるVPSを選びましょう。トラブルも少なく、数クリックでArchiveBoxサーバーが構築ができます。
スペック面では、本記事ではArchiveBoxの推奨スペック以上の2GBメモリのVPSプランで比較をしていますが、料金の比較は単月契約時の料金にするのがおすすめ。魚拓サーバーは、慣れたら自前のPCやもっと安いプランで運用することもあるため、単月契約で短いスパンで解約できるようにしておきましょう。
ある程度の頻度・サイト数で使うならストレージ容量も重要
ArchiveBoxを個人用途で使う場合は、そこまでのストレージ容量は不要です。サイトの構成にもよりますが、1ページあたり数MB程度で済むことがほとんどですから、毎日数百ページ魚拓を取らない限りは、50GBもあれば十分でしょう。
ただし、何かのシステムと組み合わせて使う場合や、一般公開する場合は、ストレージ容量も重要になります。その際は、大容量ストレージプランで、ストレージ単価で比較するのがおすすめです。
【2025年版】とにかく大容量ストレージ!なVPSサービスを徹底比較!ベストはこれだ!
自社クラウドストレージやデータ保存に最適な大容量ストレージのVPS。一言に大容量と言っても、サーバースペックも多様で選び方が難しいのも事実。本記事では、2024年版の最新情報をもとに、ストレージ容量だけでなくコア数・メモリ・、追加ストレージオプションなど複数側面から、ベストなVPSを検証します。
ベスト「ArchiveBox」VPSはこれ!
バランス・コスパで選ぶならこのVPS
バランスとコスパがベストConoHa VPS 2GBプラン
なぜこのプランがベスト?
ベストプランはConoHa VPSの2GBプラン。スペックも3コア・2GBメモリと十分で、何よりもストレージが100GBと大きいのが嬉しいポイント。月額料金も単月契約で1,200円台、長期契約&キャンペーン時には500円未満になることもあります。
ConoHa VPSは長期利用契約をしていても、差額を支払うことでプランアップグレードが可能なため、規模に合わせて安心して長期利用できます。
メリット・デメリット
- メリット
- キャンペーン時に長期利用契約で500円未満になることも
- ストレージが100GBと多め
- デメリット
- 単月契約が高い
価格で選ぶならこのVPS
価格がベストXServer VPS 2GBプラン
なぜこのプランがベスト?
処理性能で選ぶならXServer VPSの2GBプランがベスト。最新のAMDサーバーに収容しているため処理性能が高く、処理性能で考えた際のコスパはNo.1です。ストレージは50GBと多くないため、2GBプランにストレージ拡張オプションをつけて運用するの◎。
キャンペーンを使うと600円程度で利用できるため、長期利用を考える場合は、コスパを重視して選ぶのがおすすめです。
メリット・デメリット
- メリット
- 最新のAMDサーバーで処理性能が高い
- 処理性能で考えたらコスパはNo.1
- デメリット
- ストレージが50GBとやや少ない
このガイドで紹介したVPS
「時間料金」「豊富なテンプレート簡単立ち上げ」など、他社サービスに先行してVPSをより使いやすくしたVPSサービス「Conoha VPS」。登録アカウント数が55万人を突破し、名実共に国内VPSベンダーの中でも人気上位VPSとなっています。
国内人気レンタルサーバー事業者エックスサーバーが手がけるVPSサービス「XServer VPS」。後発サービスならではの、豊富な機能とハイスペックなサーバーが魅力です。