VPSのバックエンド回線速度比較と選び方ガイド
主要VPSのバックエンド回線速度を比較。回線速度からVPSを選び際のポイントや、回線速度ごとのベストVPSを紹介します。
公開日: 2024.7.18
主要VPSサービスのバックエンド回線速度一覧
まずは、主要VPSサービスのバックエンド回線速度を一覧で比較してみましょう。
VPSサービス | インターネット回線速度 | 上限速度 |
---|---|---|
ConoHa VPS | 共有100Mbps | 非公開 |
DigitalOcean VPS | 共有2Gbps(プレミアムは10Gbps) | 非公開 |
GMOクラウド VPS | 共有(速度非公開) | 非公開 |
KAGOYAクラウド VPS | 非公開 | 非公開 |
お名前.com VPS | 共有100Mbps | 非公開 |
さくらのVPS | 共有100Mbps | 非公開 |
シンVPS | 共有10Gbps | 非公開 |
Vultr VPS | 非公開 | 非公開 |
WebARENA Indigo | 非公開 | 共用500Mbps上限 |
WebARENA IndigoPro | 共用10Gbps | 非公開 |
XServer VPS | 共有10Gbps | 100Mbps上限 |
VPSでは共有100Mbps回線がベースで、サービスによって回線速度が異なります。
低価格プランが多いVPSサービスでは共有10Gbpsが多く、業務・ビジネス用途をターゲットとしてるVPSサービスほど回線速度が速くなります。
ただ、VPSは基本的に共有回線となるので、共有回線自体が高速でも使える上限が決まっていると意味がないので、その点は注意が必要です。
バックエンド回線速度からVPSサービスを選ぶ際のポイント
- 標準速度
VPSサーバー使うことができる回線の標準速度
- 上限速度
回線の標準速度のうち、ユーザーが使える上限
- ベストエフォート
インターネット回線はベストエフォートが基本と理解しよう
まず最初にチェックしたいのがVPSサーバー使うことができる回線の標準速度。ここは専用回線か共有回線かで大きく異なりますが、VPSの場合はほぼ全てが共有回線でしょう。ここの速度は収容されているVPSサーバー全体が使う速度です。
次にチェックするのが上限速度。上限速度は設定をしていないVPSサービスも多いですが、回線速度の上限がある場合、スペック上の共有回線速度をそのまま使えるわけではないという点に注意しましょう。
また、回線速度は「あくまでベストエフォート」ということを理解しておきましょう。10Gbps回線だから、常にその速度が出るわけではないですし、混雑時は100Mpps程度しか出ないということも有り得ます。
この辺りは、VPSサービスの人気度合いなどにも影響するため、実際にお試しクーポンや無料試用などを使って、速度テストをしてみるのがベストです。
回線速度と料金のバランスで選ぶならこのVPS
国内人気レンタルサーバー事業者エックスサーバーが手がけるVPSサービス「XServer VPS」。後発サービスならではの、豊富な機能とハイスペックなサーバーが魅力です。
回線速度と価格のバランスが良いのは XServer VPS。バックエンド回線は共有10Gbpsで上限は100Mbps。
比較したVPSサービスの中で最速クラスですが、月額料金はキャンペーン時なら600円程度から契約が可能で、しかもサーバー自体は最新のAMDサーバーなので、処理性能も高め。
最大64GBプランまでラインアップがあるため、業務用途など回線速度と処理速度が重要視される使い方でも十分に威力を発揮してくれるでしょう。
回線速度・最速で選ぶならこのVPS
格安VPSサービスWebARENA Indigoの上位VPSサーバーサービスが「IndigoPro」。10Gbpsの国内最高速回線を採用するなど、ハイスペックなVPSになっています。
国内のバックエンド回線を担っているNTT系のNTTPCが運営するWebArenaのVPSサービス「Indigo Pro」も共用10Gbpsと国内最速クラス。
ただ、業務用途を想定しているためか、料金プランの構成がやや高めのスペックであったり、メモリ容量を重視していたりと、やや偏りがあるのが特徴です。
また、料金プラン自体も高めの価格設定なので、個人用途というよりかは企業などのビジネス用途に最適な、回線速度が速いVPSと言えます。
このガイドで紹介したVPS
格安VPSサービスWebARENA Indigoの上位VPSサーバーサービスが「IndigoPro」。10Gbpsの国内最高速回線を採用するなど、ハイスペックなVPSになっています。
国内人気レンタルサーバー事業者エックスサーバーが手がけるVPSサービス「XServer VPS」。後発サービスならではの、豊富な機能とハイスペックなサーバーが魅力です。