ConoHa for GAMEの料金プランを徹底解説！クーポン・キャンペーンを使って最安値にする方法

ConoHa for GAMEの料金プラン・契約ルールを解説

まず最初に、ConoHa for GAMEの料金プランと各プランのスペック、契約ルールを理解しましょう。

課金は3つのタイプがある

ConoHa for GAMEの課金体系は、姉妹サービスであるConoHa VPSと同じです。

通常の利用はまず「時間課金」からスタートします。時間課金のまま利用を進めて、「月額上限課金」まで行くとそれ以上は時間課金はされません。この課金形式が基本です。

この基本価格から、1〜36ヶ月の利用期間を確定させることで料金を割引させるのが「長期利用パス」。ConoHa VPSでは「まとめトク（旧：VPS割引きっぷ）」と同じです。

通常は、長期利用割引というと3ヶ月以上がほとんどですが、長期利用パスは1ヶ月でも適用が可能。

アップグレード、ダウングレードのルールを知ろう

ConoHa for GAMEでは、プランのアップグレードだけでなく、ダウングレードにも対応しています。しかも、長期利用割引である「長期利用パス」を適用していたとしても、「長期利用パス」の差額を支払うだけでアップグレードが可能となっているため、契約が無駄になりません。

無料お試しはないが時間課金で低価格でお試しが可能

ConoHa for GAMEには無料お試し期間はありません。サーバーインスタンスを作成した瞬間から1時間単位の時間課金がスタートします。ただし、新規ユーザーの場合は、後述する新規ユーザー限定クーポンを利用することで、実施的に無料お試しが可能です。

逆に言えば1時間単位でゲームサーバーを試すことができるという意味でもあるため、どのプランが良いか、何人くらいのマルチプレイで動作が安定するのかなど、数時間単位でスペックテストが可能です。しかも、数時間であれば数十円、数百円くらいの料金になるので、コスト的には痛くありません。

ゲームサーバーは「長期利用が必ずしも安いとは限らない」

Webサーバーとしての用途がメインのVPSでは24時間・365日稼働する前提なので、長期利用割引が非常に重要です。

しかし、ゲームサーバーの場合「プレイしている間だけ稼働させれば良い」ため、常時稼働が必須なVPSとは利用条件が異なります。個人や友人と楽しむだけのゲームサーバーの場合、「毎日、みんなが集まる夜の2時間だけ稼働させるだけで良い」という状況が十分にあり得ます。

例えば、ConoHa for GAMEの2GBプランのサーバーを毎日2時間稼働させるとすると、時間課金では「3.7円 x 2時間 x 30日 = 222円」で、2GBプランを最大割引できる「長期利用パス・36ヶ月」の534円よりも圧倒的に安くなります。

ゲームサーバーのデータ同期などに技術的な課題はありますが、長期利用が必ずしも最安値ではないという点は理解しておきましょう。

「パルワールド専用プラン」はコア数が少ないが単月価格が安い

ConoHa for Gameは、2024年にパルワールド専用プランを追加。サーバーのvCPUコア数よりもメモリを重要視した、パルワールドのマルチプレイサーバーの運用に最適化したプランで、コア数は4コアに限定し、メモリ容量ごとにプランを構成している点が特徴です。

パルワールド専用プランのメリットは「単月の月額料金が安い」こと。比較すると以下のようになります。

コア数を削減することで、通常プランよりも10%ほど安くなっています。

ただ、これは「単月契約・キャンペーン非適用時」の価格で、キャンペーンを適用すると長期割引パス(一ヶ月)とほとんど同等価格のケースもあります。

また、パルワールド専用プランには長期利用割引がないため、同じスペックで長期間使うのであれば、長期割引パスプランにした方が月額を安くすることができます。

ConoHa for GAMEで自分に最適なプランを選ぶ方法

これはConoHa for GAMEに限りませんが、ゲームサーバーを運用する上では以下の3つのポイントに注意しながらプランを選択するのがベストです。

まずはどれくらい使うかを判断しよう

ゲームサーバーは常時稼働している必要がないケースもあるため、自分の用途ではどれくらい稼働させるのがベストなのかを判断しましょう。

ConoHa for GAMEの料金体系は、概ね「一日8時間 x 30日 = 240時間」を超えると、長期利用パスを使った割引価格の方が安くなります。そのため、この時間は一つの判断ポイントです。

ただし、ConoHa for GAMEのゲームサーバーは、インスタンスをシャットダウンしていても「削除していなければ課金がされる仕組み」なので、その点には注意しましょう。

プレイするゲームの「マルチプレイサーバーの最低スペック」からスタートしよう

ゲームサーバーは、どのゲームのマルチプレイサーバーとして運用するかで必要なスペックが異なりますし、同時接続プレイヤー数によってはスペックが異なります。そのため、どのプランからスタートするかは、プレイするゲームが公式に「マルチプレイサーバーの最低スペック」としているスペックのプランからスタートするのが基本です。

ConoHa for GAMEはプランアップグレード・ダウングレードのどちらにも対応しているため、まずは最低限のスペックでゲームサーバーの運用を初めてみて、プレイユーザー数が増えてきたり、マルチサーバーの処理が追いつかなくなったタイミングでアップグレードするというのが、ゲームサーバーを安く運用するコツです。

プレイ人数が変動する用途の場合は、どうしてもピーク時間帯に合わせてスペック（プラン）を決めることになりますが、この辺りは実際にゲームサーバーを運用してみて、サーバーモニターで負荷をチェックしながらという形になるでしょう。

大体の同時プレイヤー数を決めよう

ゲームサーバーの要求スペックは「最低スペック」をスタート地点として、同時接続プレイヤー数が増えるほど要求スペックが高くなっていきます。

プレイヤー数と要求スペックはゲームや設定によって異なりますが、まずはゲーム公式が要求する最低スペックを友達や知人でマルチプレイをしてみて、そこから徐々にユーザー数を増やしていくと、必要なスペック、かかる費用がわかりやすくなります。

最初からある程度の人数が参加するゲームサーバーを運用したい場合は、そのゲームのゲームサーバーのコミュニティなどで、必要なスペックの情報交換がされているのをチェックしましょう。