ConoHa WINGの料金プランの違いを比較!最適なプランの探し方、同等スペックの競合との比較
ConoHa WINGの料金プランの違いを比較!料金プランの特徴や割引の適用方法、キャンペーンなどを解説。同等スペックの競合との比較も行い、自分に合った最適なプランの探すガイドをします。
公開日: 2023.10.31
ConoHa WING料金プラン一覧
本ガイドは、以下のConoHa WINGの料金プランを比較・検証し作成しています。各プランの価格は、現在のキャンペーンやクーポンを適用する前の価格です。
※ 2024年2月29日より、「リザーブド」プランは「ビジネス」プランへと名称変更されています。プラン料金・スペックに変更はありません。
失敗しない!高コスパ!なConoHa WINGの料金プランの決め方と流れ
ConoHa WINGは、料金プランや割引制度がやや複雑ですが、適切な流れでプランを選べば高コスパなプランを失敗せずに選ぶことができます。
- 料金プラン・割引制度(WINGパック)を理解する
- プランを決めて「通常料金」で契約する
- 2ヶ月ほど仕様する
- 割引率が高いキャンペーン時にWINGパックを契約する
ConoHa WINGの料金プランを解説
「通常プラン」と「ビジネス・プラン(旧リザーブド・プラン)」の違い
ConoHa WINGの料金プランには、大きく分けて二つのプランがあります。
- 通常プラン
一般的な共有レンタルと同じ、リソースを共有するタイプ。他のユーザーが負荷をかけると、自分のサーバーの速度低下を招きます
- ビジネス・プラン
VPSなどと同じく、契約ユーザーにvCPUとメモリを割り当てるタイプ。他のユーザーに影響はされず、割り当てされているリソースのサーバーの速度を使い切れる。
「通常プラン」は従来の共有レンタルサーバーと同じリソースをサーバーに収容しているユーザーでシェアするタイプ。ConoHa Wingは「Webサーバー処理速度 国内最速(ConoHa Wing調べ)」としていますが、通常プランでもこの速度は適用されますが、他ユーザーが負荷をかけると自分のサイトの処理速度が低下するリスクがあります。
一方で、「ビジネス・プラン(旧リザーブド・プラン)」については、VPSと同じでvCPUとメモリが割り当てられているため、他ユーザーが与えている負荷は影響せず、割り当て範囲内であれば速度低下は一切発生しません。また、ユーザーが使えるリソースも「通常プラン」に比べて多いため、ビジネス・プランはより高速表示が可能で、かつ安定しているというメリットがあります。
ConoHa WINGの全てのプランとスペックの違いを一覧にするとわかりやすくなります。
プラン | プランタイプ | vCPU | メモリ | SSD |
---|---|---|---|---|
ベーシック | 通常 | 共有(6コア) | 共有(8GB) | 300GB |
スタンダード | 通常 | 共有(8コア) | 共有(12GB) | 400GB |
プレミアム | 通常 | 共有(10コア) | 共有(16GB) | 500GB |
Bizライト | リザーブド | 2コア | 1GB | 300GB |
Bizスタンダード | リザーブド | 3コア | 2GB | 400GB |
Bizアドバンス | リザーブド | 4コア | 4GB | 500GB |
実はConoHa WINGは共有タイプのレンタルサーバーでは珍しく、vCPUとメモリを公表しています。
注目したいのが、通常プランのvCPUとメモリです。
例えば、ベーシックプランなら6コア・8GBメモリを収容ユーザーでシェアします。自分の収容サーバーに50ユーザーいた想定して、それぞれが最大負荷をかけると、理論上は1ユーザーあたり6コア・8GBメモリの1/50しか使えないということになります。
こうしてみると、ビジネスプランがいかに高速で安定するかが理解できます。
実質月額大きく変わる「通常料金」と「WINGパック」
ConoHa WINGの契約形態には「通常料金」と「WINGパック」という二つのタイプがあります。
- 通常料金
時間課金からスタートして月額最大課金が実質的な月額料金になります。時間単位でレンタルできるため、一時的に利用したりサーバーを増強する可能性がある場合に最適です。
- WINGパック
3ヶ月以上の長期利用契約をするタイプ。契約期間が長いほど割引が大きく、さらにWINGパック限定の特典も付与されます。
ConoHa WINGの料金体系が一般的なレンタルサーバーと違う点は以下の2点です。
- 通常料金が1時間単位から積み上げで課金される
- WINGパックという特別な長期利用割引がある
WINGパックには長期割引と3つの特典が付与されています。
- 独自ドメインが2つ永久無料
- 人気WordPressテーマが割引価格で使える
- WINGパック契約初月は無料
WINGパックは実質月額料金が下がるだけでなく、サイトを運営する上で必要になるだろうコストを削減できる、とてもお得な制度になっています。
注意したいのはWINGパックの長期利用割引の最大OFF率は、実施中のキャンペーンによって異なるという点です。契約するタイミングでOFF率が変わってくるため、キャンペーンを確認してお得なタイミングでWINGパック契約をするのがベストです。
ConoHa WINGの最適なプランの選び方
各プランの特徴と料金体系を理解したら、プランを選びます。
プラン価格とスペックをわかりやすくするために、まずはWINGパックではない料金の昇順でプランを並び替えてみましょう。
プラン | 単月料金 | vCPU | メモリ |
---|---|---|---|
ベーシック | ¥1,452 | 共有(6コア) | 共有(8GB) |
Bizライト | ¥1,815 | 2コア | 1GB |
スタンダード | ¥2,904 | 共有(8コア) | 共有(12GB) |
Bizスタンダード | ¥3,630 | 3コア | 2GB |
プレミアム | ¥5,808 | 共有(10コア) | 共有(16GB) |
Bizアドバンス | ¥7,260 | 4コア | 4GB |
こうしてみると、実はビジネス・プラン(旧リザーブド・プラン)は「通常プランのアップグレードが終わったら選ぶプラン」ではなく、通常プランの各プランからのアップグレード先プランであることがわかります。
このことを加味すると、ConoHa WINGのプランの選び方は、下記の順番がオススメです。
- ベーシック
- Bizライト
- Bizスタンダード
- Bizアドバンス
この順番の中から、自分のサイトにあったプランからスタートして、サイトの成長に合わせてアップグレードしていきましょう。
最初は「ベーシックの通常料金」からスタートするのがベスト
WINGパックの料金は非常に魅力的ですが、実際にレンタルサーバーを運用すると必ずしも同じサーバーを使い続けるとは限りません。サイトの成長に合わせてサーバーを変えたり、そもそもレンタルサーバーではなくVPSなどの専用サーバーに移転することもあります。
その点を考慮して、まずは通常料金でスタートするのがベスト。通常料金でのテスト運用は、2ヶ月程度を目処にしましょう。ConoHa WINGでは、通常料金で契約したサーバーでもあとからWINGパックの適用が可能です。
お好きなタイミングでコントロールパネルより通常料金から「WINGパック」にご変更いただけます。また、「WINGパック」変更月の翌月月初から「WINGパック」の契約期間となりますので、契約期間が開始するまでのご利用料金は無料です。
2ヶ月程度通常で運用してみて、プランが最適なのかを判断できたら、通常料金からWINGパックへの料金契約変更をしましょう。この際に、サーバーの性能が足りないと思ったら、先ほどの「ベーシック -> Bizライト (1GB) -> Bizスタンダード(2GB) -> Bizアドバンス(4GB)」の順に合わせてアップグレードもします。
WINGパックは契約初月が無料という特典があるので、2ヶ月間試用をしたとしても、半分弱くらいは取り返すことができます。
ConoHa WINGのWINGパックの契約のタイミングとキャンペーンのお得な使い方
WINGパックを契約するなら12ヶ月以上で「割引が最大の時期」がベスト
ConoHa WINGではほぼ常時、何かしらのWINGパックの割引キャンペーンを実施しています。
WINGパックのキャンペーンは新規ユーザー向けと思いがちですが、実は「WINGパックを新規で申し込み」というのが条件なので、実は既存ユーザーでも契約可能です。
ただし、このキャンペーンは概ね「12ヶ月以上の契約を新規申し込み」や「ベーシックプランの新規申し込み」というのが条件があります。先ほど「ベーシックプランからスタートがオススメ」と解説したのはこれも理由の一つです。
また、ConoHa WINGのWINGパックは、実は開催中のキャンペーンによって割引率が52〜55%と微妙に違う点ため、ConoHa WINGの開催中のキャンペーンとConoHa WINGの過去のキャンペーンを必ず比較しましょう。割引率が55%近くなら即契約して良いでしょう。
WINGパックは上位プランへなら「プラン変更」が可能
WINGパックを使う際の懸念点が「一つのプランで長期間縛られるリスク」です。
しかし、ConoHa WINGではこの点にも配慮があり、上位プランへなら期間途中でプラン変更が可能です。期間中にプラン変更をする場合は、現在契約しているWINGパックの契約残日数分の料金と新プランのWINGパック料金の差額を支払うだけで、アップグレードが出来ます。
つまり、一度買ったWINGパックは全く無駄にならず、いつでも使い切った状態でプラン変更が可能なのです。
ConoHa WINGのビジネス・プランと人気のVPSを比較
ここまでConoHa WING内での最適なプラン、キャンペーンの使い方を見てきましたが、今度は他社サーバーと比較をしてみましょう。
他社レンタルサーバーでは、サーバーリソースの公開をしていないところがあるため、サーバー比較で最も重要な「処理性能による比較」ができません。これは、仮にストレージ容量が同じだったとしても、サーバーリソースがどれくらい使えるかで意味が全く異なってくるため、比較に意味がありません。ですので、ここでは他社レンタルサーバーとの比較を実施しません。
ConoHa WINGのビジネス・プランは専用リソースが明確なため、同じく専用リソースが明確なVPSと比較をしてみましょう。
VPSはレンタルサーバーとは違いますが、レンタルサーバーと同等の使い方ができるように「LAMP、もしくはWordPressのテンプレートイメージがある」以下のVPSで比較をします。
- ConoHa VPS
- KAGOYA クラウド VPS
- XServer・VPS
- シンVPS
それぞれの、ConoHa WINGのビジネスプランと同じスペックのプランで料金を比較します。料金は、各種キャンペーンは適用する前の、長期利用割引なしの価格で比較します。
サービス | 2コア・1GB | 3コア・2GB | 4コア・4GB |
---|---|---|---|
ConoHa WING | ¥1,650 | ¥3,300 | ¥6,600 |
ConoHa VPS | ¥763 | ¥1,260 | ¥2,408 |
KAGOYA クラウド VPS | ¥660 (2コア・2GB) | ¥979 | ¥1,540 |
XServer・VPS | ¥1,150 | - | ¥2,200 |
シンVPS | ¥1,150 | ¥1,850 | ¥3,600 |
こうして比較してみると、ConoHa WINGのビジネス・プランが割高に見えてしまいますが、ConoHa WINGには別の良さもあります。
- 管理画面から全てのサーバーの設定ができる
- メールサーバーがついている
- ドメインの設定や無料SSLの取得が管理画面できる
この辺りは、VPSではできない部分で、サーバー管理コストという「見えないコスト」をConoHa WINGはプランに乗せていると考えると良いでしょう。
この「見えないコスト」が他社VPSサービスとの価格差分の価値があると思うかどうかで、どちらを選ぶかが決まります。
ConoHa WINGの料金プランに関するよくある質問
リザーブドプランと通常プランはどちらが高速?
収納するWebサイトにもよりますが、同等プラン同士ならば、リザーブドプランの方が安定して高速表示ができます。
グレードの違うプランとの比較では、vCPUやメモリをあまり使わないサイトであれば、通常プランの上位プランよりもリザーブドプランの下位プランの方が安定する可能性もあります。
リザーブドプランの「リザーブド」とはどういう意味?
リザーブドプランの「リザーブド」は英語の「reserved」で、ユーザーのためにプランで規定したvCPUとメモリを確保しておくという意味です。
リザーブドプランではない通常プランは、vCPUとメモリは常に他のユーザーとシェアしながら使いますが、リザーブドプランは確保してある分は1ユーザーで使うことができます。
WINGパックは途中解約できる?
WINGパックを「新たにアップグレード契約」すれば、現在のWINGパックは解約扱いになり、差額を支払ってアップグレードができます。
プランアップグレードをせずにWINGパックを解約する方法はなく、解約による返金もありません。
ConoHa WINGの詳しい情報はこちら
ConoHa WING
人気VPSサービス「Conoha VPS」から登場した共有レンタルサーバーサービス。これまでの共有レンタルサーバーの常識を覆す、「時間単位レンタル」や「vCPU・メモリのリザーブド」など、他の共有レンタルサーバーにはないサービスが特徴です。
ConoHa WINGの支払い方法
各支払い方法の請求タイミングや請求タームなどはサービスごとに異なります。契約前に、必ず公式サイトでチェックしてください。
直接払い
使った分のサーバー費用を、都度、直接支払う、ベーシックな支払い方法
- クレジットカード
プリペイド
事業者に対して利用料金に使えるクレジットを予めチャージする支払い方法
- クレジットカード
- Amazon Pay
- ペイジー
- コンビニ払い
- Paypal