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サーバーを借りる上で押さえておきたいリスクヘッジ

公開日: 2019.12.30

サーバーを借りるということはいつか障害に遭遇するということでもあります。今回は、外部サーバーでWebサイトなどを公開為る際に押さえておきたいリスクについて考えてみました。

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本番データは必ず手元に、外部サーバーにはコピーをおく

外部サーバーは自分で管理できない部分が多く、様々な要因でデータを失うリスクが伴います。そうしたリスクをヘッジするためには、大事な本番データは外部サーバーに置かないというのが大原則です。

たとえ公開サーバーだったとしても、外部サーバーにおくデータは「あくまでコピー」とすることが大事です。

外部サーバーにおいたデータは消えると思っておく

レンタルサーバー、VPS、クラウドサーバー、どんな種類のサーバーであっても、借りた外部サーバーはデータを失うリスクが伴います。そうした意味でも、外部サーバーにおいたデータはいつかは消えると思っているのが大事です。

逆に言えば、外部サーバーにおくデータは「消えてもすぐに復旧できるデータ」とするのが良いでしょう。

バックアップを仕組み化する

とは言え、サービスによっては本番データを外部サーバー上におくしかないケースもあります。そうした場合は、ただバックアップを用意するのではなく、必ずバックアップを仕組み化しましょう。

自動でバックアップするプログラムを用意したり、CMSなどには自動バックアップツールが用意されていることもあるので、サイトを構築する際に必ず設定しておきましょう。

サービスの規模にもよりますが、最低でも日次、できれば時間単位でバックアップされるようにしておきたいところです。

サーバーリスクという観点で見たサーバーレス

レンタルサーバーやVPSとは異なり、サーバーレスを前提としてサイトは、障害に対応しやすいというメリットがあります。

というのも、サーバーレスサービスはアプリケーションの実行環境を提供するだけなので、そこで公開しているサービスは、自然と環境依存の少ないものになります。仮に、使っているサービスに障害がおきても、そのまま別のサーバーレスサービスに移すだけですぐに再現できることが多いでしょう。

「環境構築の手間がない」というのが大きな特徴のサーバーレスですが、そこに合わせたWebサイトを構築することが、サーバー障害というリスクへのヘッジにもなるのです。


サーバーを借りる上で押さえておきたいリスクヘッジについて見てきました。

筆者もレンタルサーバーから、VPS、クラウドまで様々なサーバーを使ってきましたが、どのサービスでも何かしらの障害を体験してきます。中にはデータを丸ごと失うという辛いケースもありました。

障害というのはある日突然遭遇し、これまで大事に積み上げてきたデータを一瞬で失ってしまいます。大事なのは、障害に合わないことではなく、障害に遭遇しても問題ない環境を構築すること。

つまり、

  • 本番サーバーにあげるのはあくまでコピーにして
  • バックアップを仕組み化する

ということです。

この点をしっかり考えて、障害に強い仕組みにしていきましょう。


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