さくらのレンタルサーバーでSSL発行が「ドメインチェック」でエラーになった時の対応
公開日: 2019.5.7
さくらのレンタルサーバーでLet's EncryptのSSL発行をしようとしたら、「ドメインチェック」でエラーになった時の対応方法です。
エラー内容
さくらレンタルサーバーからSSLが発行できなかった旨のメールが届きました。
SSLサーバ証明書 申請エラーについて
この度は、さくらインターネットのサービスをお申込みいただ>き誠にありがとう ございます。
お申込みいただきましたSSLサーバ証明書の申請情報に関しまして、申請内容に 問題があったため、証明書の発行ができませんでした。 お客様のドメインが認証局のドメインチェックに該当したため証明書の発行ができません でした。 サポートサイトのよくある質問を参照の上、ドメイン設定の見直しをお願いいたします。
また、ドメインチェックの内容などについては認証局独自の基準で判断しておりますため、 お問い合わせ頂いても回答することができない場合があります。 その場合は有料のラピッドSSLや他の証明書を購入の上、ご利用ください。
「ドメインチェックに該当」とは、どんなエラーなのか
さくらレンタルサーバーの公式ヘルプによると、Let's Encryptの「セキュリティチェック」か「ドメイン疎通チェック 」に引っかかっているようです。
しかし、DNSのAレコードはしっかり設定してあって、表示もされます。なぜだろうとよくよく文章を見てみると、、、
無料SSL機能ではドメイン設定を「マルチドメイン(推奨設定)」にし example.com だけにAレコードを設定している場合、www.example.com がお客様のサーバへ到達できないため無料SSL証明書が発行できなくなります。サポートサイトをご確認の上、ドメインの設定見直しをお願いいたします。
www付与パターンというのが怪しい気がしてきました。
原因:wwwありのDNSレコードがなかった
今回、さくらレンタルサーバーへのドメイン追加は、サブドメインを追加したのですが、旧管理画面ではなく新管理画面から行ったため、「www.が付与されたサブドメインも利用する」というチェックボタンを見落としていました。
そのため、サブドメインのみの追加だったのに「www.が付与されたサブドメインも利用する」のチェックが入っていたため、
sub.example.com
というドメインだけでなく、
というドメインに対しても、Let's EncryptがSSL証明書を発行しようとして、DNSレコードがないためエラーになった模様です。
「www.が付与されたサブドメインも利用する」のチェックを外したところ、しっかりとSSL証明書が発行されました。
逆に、メインドメインを追加する場合は、「www.が付与されたサブドメインも利用する」にチェックを入れた状態で、wwwあり・なしの両方のDNSレコードを、さくらレンタルサーバーに向ければOKです。
わかってしまえば単純なミスなのですが、以外と「ドメインチェックに該当」という文言だけでは解決策が見当たらなかったので、覚えておくと良いかもしれません。
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この記事で紹介したサーバーサービス
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価格は記載がある場合を除き、すべて税込みです。
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