now.shに会員登録をして、使用環境を整える
公開日: 2019.6.20
サーバーレスなPassサービス「now.sh」で自身のプログラムを公開するのに必要な、会員登録、Now CLIのインストール、ログイン設定などをまとめました。
now.shに会員登録する
まずは、now.shに会員登録をします。
nowのトップページから、「JOIN FREE」ボタンを押すと、GithubかGitlabでログインする画面が出てきます。
すでにどちらかにログインしているブラウザだと、そのまま「Welcome to ZEIT」というセットアップ画面が表示されるので、そのまま進めます。
ログインしていない場合は、ログインするか、メールアドレスで会員登録をします。
最後の画面でアプリをデプロイする画面になりますが、試しに何かアプリをデプロイしてもいいですし、右上のアイコンからダッシュボードに行ってしまってもOKです。
Now CLIをインストールする
node.jsとnpmがインストールされていない場合は、インストールします。node.jsが入れば、そのパッケージマネージャーであるnpmも同時にインストールされます。
npmが入ったら、
npm install -g now
でNow CLIがインストール出来ます。
場合によっては、sudo権限が必要です。
sudo npm install -g now
nowコマンドがないと言われたら、、、
試しに、nowコマンドを実行してみて、「command not found」と出る場合は、一度ターミナルをログアウト(ウィンドウを閉じるか、exitコマンドで一度ターミナルを出る)して、再度ログインすれば認識されるはずです。
Now CLIを使わない場合は
コマンドラインを使わない場合は、Now Desktopというデスクトップアプリも用意されています。こちらは、Windows、Mac、Brew Cask向けに配布されています。
Now CLIからログインする
Now CLIがインストール出来たら、nowコマンドとアカウントを同期させるために、コマンドラインからnow.shにログインします。
now login
すると、メールアドレスを聞かれるので入力すると、認証メールが飛びます。
now login
> We sent an email to [email protected]. Please follow the steps provided
inside it and make sure the security code matches Classical Elephant.
飛んできたメールに記載されているアドレスをクリックして、Verifyボタンを押すと、コマンドライン側が自動で反応して、アカウント認証をしてくれます。
✔ Email confirmed
> Ready! Authentication token and personal details saved in "~/.now"
これで、Now CLIが使えるようになりました。
Nowのプロジェクトを作成する
Now CLIから新しいプロジェクトを登録する
Nowに最適化された各アプリを作成するには、プロジェクトのディレクトリの中で、「now init」コマンドが便利です。
mkdir my-project
cd my-project
now init
> Select example: (Use arrow keys)
create-react-app
docz
gatsby
go
gridsome
html-minifier
mdx-deck
❯ monorepo
nextjs
nextjs-news
nextjs-static
node-server
nodejs
nodejs-canvas-partyparrot
nodejs-coffee
(Move up and down to reveal more choices)
自分の作りたいアプリを選択してEnterすれば、雛形がディレクトリ内にインポートされます。
既存のプロジェクトをNowに追加する
既存のプロジェクト(node.jsなどnow.shで展開できるもの)をnow.shにデプロイするのは、実は管理画面からは行なえません。
now.shは、会員登録時に連携したリモートレポジトリ(GithubかGitlab)にあるレポジトリを監視して、now.shの専用ファイルである「now.json」があった場合に、自動でプロジェクトを作成する仕組みになっています。
なので、既存プロジェクトをnow.shで展開する場合は、公式のドキュメントに沿って、now.jsonを作成してリモートレポジトリにPUSHすればOKです。
あとはnow.sh自動でデプロイをしてくれます。
新規のプロジェクトの場合で、雛形を使わない場合も、同じ要領でnow.jsonを用意して連携させたリモートレポジトリにPUSHすれば、now.sh側が自動でデプロイしてくれます。
Nowダッシュボードからプロジェクトを作成する
now.shには、ダッシュボードからnow.shに最適化された雛形アプリをデプロイする機能があります。
雛形を選択すると、連携させているGithub or Gitlab側に新しいレポジトリを作成する画面になるので、レポジトリ名を入力してナビを進めます。
すると、リモートレポジトリに雛形がクローンされて、now.shに自動でデプロイされます。非常にスピーディかつ簡単です。
Now Examples
「Now Examples」については、公式のガイドページが用意されていて、そこでnode.js製のExpressや、Gatsbyなどのアプリ、Goやnode.js、PHPなどの言語ごとの雛形と、設定方法が学べます。
Now Examplesは、そのままGithubにアップされているので、ガイドやコードを見ながらアプリを作成することが可能です。
簡単にですが、now.shに会員登録してから、プロジェクトを作成するまでを見てきました。
同じPassでも、NetlifyやHerokuとちょっと使い勝手が違うnow.shですが、使い慣れてくるとシンプルだけれども高性能なそのサービスに魅了されること間違いなしですよ!
価格は記載がある場合を除き、すべて税込みです。
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