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Herokuの無料プランが終了へ。移行するならどこがいい?

更新日: 2023.11.28公開日: 2022.8.26

Herokuの無料プランの終了が発表されました。これまでHerokuで無料運用していたWebアプリを無料のまま移行するならどこがいいか、有料課金ではどこがコスパが良いのかをまとめました。

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Herokuの無料プランが終了

これまでHerokuにはFreeプランが存在していましたが、2022年8月25日に「2022年11月27日でFreeプランを終了する」と発表されました。

Heroku’s Next Chapter | Heroku Blog

Herokuが次の進化をするために必要な決断だったのでしょう。逆に言えば、今まで10年以上も無料プランを提供し続けてくれたことの方がすごいとも言えます。

なお、Herokuでは無料プランの代わりに下記の選択肢があるとアナウンスしています。

  1. Heroku Dynos: $7/月(Hobbyプラン?)
  2. Heroku Data for Redis: $15/月
  3. Heroku Postgres: $9/月

Heroku Dynosはおそらくホビープランのことかと思いますが、これまで制限付きとはいえ無料で使えたHeroku Postgresが有料化するのは、使っている方は厳しいかもしれません。

無料運用するならどこに移行するのが良い?

Herokuの無料プラン終了したことで、これまで無料運用していたWebアプリやサービスをそのまま無料で運用することが不可能になりました。

しかし、Herokuと似たサービスで無料プランが存在するサービスがあるので、そちらに移行できます。

supabase

supabaseは、データベースサービスと認証サービスがついたホスティングサービスです。Herokuの代替サービスというよりかは、Firebaseの代替サービスとして見られることが多いでしょう。

Pricing | supabase

HerokuでWebサイト + DBを運用していた方は、移行先の選択肢になるでしょう。

render

RubyやNode.jsなどのサーバーサイドのアプリケーションを稼働していた方は、renderがベストチョイス。

無料は「Static Sites(静的サイト)」「Services(Docker、Node.js、Go、Rubyなどが使える)」「PostgreSQL」「Redis」が使えます。

Pricing | render

Servicesについては、共有CPUにメモリ512MBのスペース月間750時間分付与されますので、その中でサーバーサービスを複数建てることも出来ます。ただ、無料プランのServicesについては、Herokuのフリープランと比べるとスペックが弱いイメージです。

課金プランの価格もVPSサービスよりも高い程度とリーズナブルなので、長く使えるのではないでしょうか。

この機会に有料運用にするならどこが良い?

これまでHerokuで無料運用していたけれど、この機会に課金サービスに移行したいという方もいるでしょう。

課金サービスでHerokuからの移行するとなると、

  1. VPS
  2. サーバーレスサービス

のどちらかになります。

コスパが良いのはVPS

Herokuアプリを継続するに当たって、最もコスパが良いのはやはりVPSになります。

ConoHa VPSやXServer VPS、シンVPSは、HerokuライクなOSSである「Dokku」のアプリケーションテンプレートを用意しているので、VPSを立ち上げるだけでHerokuライクに使うことが出来ます。

ConoHa VPSは初回登録で800円分のクレジットをくれるクーポンを配布しているので、Dokkuで運用出来るのか、試してみるのも良いでしょう。

ConoHa VPS

「時間料金」「豊富なテンプレート簡単立ち上げ」など、他社サービスに先行してVPSをより使いやすくしたVPSサービス「Conoha VPS」。登録アカウント数が55万人を突破し、名実共に国内VPSベンダーの中でも人気上位VPSとなっています。

ビルドやサイトのホスティングに処理能力が必要なら、AMDの最新EPYC CPUを搭載し「競合の4倍高速(エックスサーバー調べ)」と言われるXServer VPS、そして姉妹サービスのシンVPSを選ぶとコスパが高くなります。どちらもDokkuテンプレートイメージを用意しているため、すぐにDokkuサーバーを立ち上げ可能です。

XServer VPS

国内人気レンタルサーバー事業者エックスサーバーが手がけるVPSサービス「XServer VPS」。後発サービスならではの、豊富な機能とハイスペックなサーバーが魅力です。

シンVPS

国内人気レンタルサーバー事業者エックスサーバーが手がけるVPSサービス「シンVPS」。後発サービスならではの、豊富な機能とハイスペックなサーバーが魅力です。

「知識はあるからとにかく安いVPSを」ということであれば、月額300円くらいで運用も可能になります。

サーバーレスにするならクラウドが強い

Herokuの使い勝手に近い運用をするならば、やはり同じサーバーレスを選ぶのが良いでしょう。

サーバーレスサービスはたくさんありますが、使い勝手と拡張性の高さを考えたら、

  1. AWS
  2. Google Cloud Platform
  3. Azure

の3大クラウドサービスということになるでしょう。

クラウドサービスは使い勝手やカスタマイズ性は高いですが、その分Herokuと比較してコスパはよくありません。

また、インスタンスの数やアクセス数やデータ転送量の規模によっては、Herokuの有料プランよりもかなり高額になってしまうことがあるので注意が必要です。

あまりに高額になるなら、Herokuの有料プランに課金した方が良いでしょう。

コスパが良い有料サーバーレスサービスは?

サーバーレスでコスパが良いのは、

  1. DigitalOcean App Platform(月額5ドル〜)
  2. ロリポップ!マネージドクラウド(月額1,078円〜)

あたりでしょう。

DigitalOcean App Platformは、下記のリンクから登録すると60日間使えるクレジットがもらえます。まだ登録していない方はお試しで使ってみて判断するのも良いでしょう。

DigitalOcean VPS

VPSやSaaS、クラウドストレージ、マネージドDBなど手がけるDigitalOceanのVPSサービス。有料無料の複数サービスを組み合わせることで、VPSでありながらクラウドと同等の使い勝手を得ることが出来ます。

英語サービスが苦手という方は、日本企業のサービスであるロリポップ!マネージドクラウドがオススメ。

コンテナサーバーサービスなので、厳密にはHerokuとは違いますが、Github Actionsと連携することで、レポジトリへのpushと同期して運用が可能です。

マネージドクラウドとGitHub Actionsを利用してデプロイを自動化しようぜ

ロリポップ!マネージドクラウドは、MySQLデータベース付きという点でコスパが高いですし、Herokuで使っていたユーザーが多いであろうNode.jsやRails環境が用意されています。

ロリポップ!マネージドクラウド

この記事で紹介したサーバーサービス

  • ConoHa VPSのイメージ

    ConoHa VPS

    「時間料金」「豊富なテンプレート簡単立ち上げ」など、他社サービスに先行してVPSをより使いやすくしたVPSサービス「Conoha VPS」。登録アカウント数が55万人を突破し、名実共に国内VPSベンダーの中でも人気上位VPSとなっています。

    もっと詳しく公式サイト

  • DigitalOcean VPSのイメージ

    DigitalOcean VPS

    VPSやSaaS、クラウドストレージ、マネージドDBなど手がけるDigitalOceanのVPSサービス。有料無料の複数サービスを組み合わせることで、VPSでありながらクラウドと同等の使い勝手を得ることが出来ます。

    もっと詳しく公式サイト

  • シンVPSのイメージ

    シンVPS

    国内人気レンタルサーバー事業者エックスサーバーが手がけるVPSサービス「シンVPS」。後発サービスならではの、豊富な機能とハイスペックなサーバーが魅力です。

    もっと詳しく公式サイト

  • XServer VPSのイメージ

    XServer VPS

    国内人気レンタルサーバー事業者エックスサーバーが手がけるVPSサービス「XServer VPS」。後発サービスならではの、豊富な機能とハイスペックなサーバーが魅力です。

    もっと詳しく公式サイト


価格は記載がある場合を除き、すべて税込みです。

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