レンタルサーバーのサポートってどこまでやってくれる?
公開日: 2021.1.5
何かあった時にサポートしてもらえるのが「レンタルサーバーのサポート」。サポートというと広い意味ですが、実際にどこまでサポートしてもらえるのか、電話サポートは必要なのかなどをまとめました。
レンタルサーバーのサポートの種類
メールサポート
メールでのサポートについては、ほとんどのレンタルサーバーで利用可能となっていますが、問い合わせへのレスポンススピードも速くないのがデメリットです。
ただ、どのレンタルサーバーでも事業者側で「サポート対象外」となっていない限りは丁寧にサポートしてくれますし、速いサポートであれば数時間で返信をくれます。遅いサポートでも2、3営業日程度では返信してくれるところがほとんどです。
なお、「メールのサポートのみ」というレンタルサーバーが多くなっています。
電話サポート
電話での問い合わせ専用窓口があるパターンです。電話で直接話ができるため、スピーディに問い合わせができるメリットがある一方で、全てのレンタルサーバーで電話サポートがあるわけではありません。
また、電話サポートがあっても、営業時間内だけの対応であったり、中々電話に繋がらないこともあるため、「結局メールで問い合わせた」というケースもよく見かけます。
どこまでサポートしてもらえるか?
基本的にはレンタルサーバーの使い方のサポート
レンタルサーバーで「サポートあり」と書いてあると、「レンタルサーバーで起こるトラブル全てをサポートしてもらえる」と勘違いしがちですが、レンタルサーバーのサポートは基本的にはレンタルサーバーの使い方などに関するものに制限されます。
「レンタルサーバーの使い方」とは、レンタルサーバーの管理画面の使い方や設定方法、サーバーに障害があった際の復旧目安に関するサポートであって、後述するWordPressなどの「サーバー上で動かすプログラム」については基本的にはサポート対象外ということを理解しておきましょう。
WordPressやプログラムに関するサポートは対象外がほとんど
レンタルサーバーで遭遇するトラブルのほとんどはプログラムに起因するものです。しかし、レンタルサーバーのサポートでは基本的にサーバー上のプログラムに関するサポートは対象外です。
例えば、WordPressの簡易インストール機能があるレンタルサーバーなら、「管理画面からWordPressをインストールする方法」はサポートしてもらえますが、WordPress内で起こったトラブル、「WordPressが動かなくなった」「テーマが崩れる」「エラー画面が表示される」等は対象外です。
ここについては、初心者の方からすると冷たい対応に思えるかもしれませんが、レンタルサーバー事業者はレンタルサーバーという「場所の提供」がサービスであって、正しい場所が提供されているのであれば「場所で起こったこと」についてはサポートしないのは当然のことです。
レンタルサーバーにサポートは必要?
「サポート付きレンタルサーバー」が欲しい方からすると、「どんなトラブルでも対応しててもらえる」という安心感が欲しいところですが、実態としてはレンタルサーバーのサポートはかなり制限があるものだとわかります。
そう考えてみると、レンタルサーバーは「基本的には自分で解決する」のが前提なので、サポートはメールサポートがあれば十分とも言えます。
サーバーの設定などに不安があるのであれば、電話サポート付きのレンタルサーバーを選ぶのも良いですが、サーバーの設定ができないレベルの方は、電話サポートで電話口で専門用語を聞いてもわからないことの方が多いでしょうから、まずは安いレンタルサーバーで、失敗覚悟で色々試してみるのが一番かもしれません。
価格は記載がある場合を除き、すべて税込みです。
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