Firebaseが勝手に課金プランにアップグレードされてしまった時の原因と対処方法
公開日: 2020.1.15
Firebaseで使っているプロジェクトでGoogle Cloud Storageを使い始めたら、Firebaseが勝手に課金プランにアップグレードされてしまったので原因と対処方法をまとめました。
現象
Google Cloud Storageを使うために、課金を有効にした際に、下記のようなメールが飛んできました。
Firebase Google Cloud でのアクティビティによりプロジェクト「XXXX」がアップグレードされました>> ユーザーが Google Cloud Platform コンソールでプロジェクトの新しい請求先アカウントを設定しました。これによりプロジェクトに対する課金が開始され、プロジェクトの Firebase プランがアップグレードされました。
FirebaseのプランがSpark(無料)からBlaze(課金)に勝手にアップグレードされたようです。
原因
FirebaseとGoogle Cloud Console(GCP)は連動していて、Firebaseで作成したプロジェクトは、自動的にGCPにプロジェクトとして作成されます。
Sparkプランを選んでいるときは、GCP側のプロジェクトも非課金プロジェクトとして作成されます。
解決方法
Firebaseのコンソールから再度Sparkプランに戻せばOKです。プロジェクト名の横にあるプラン名をクリックするとプランを変更できます。
GCP側も連動するので要注意
問題もあって、Sparkプランに戻してしまうと、連動するGCPプロジェクトも非課金ステータスになって、課金設定が必須なサービスが使えなくなります(今回の場合は、Cloud Storage)。
FireaseのSparkプランのままGCPの課金サービスを使うには、課金するプロジェクトとFirebaseで使うプロジェクトを別にするしか方法がなさそうです。
Firebaseが勝手に課金プランにアップグレードされてしまった時の原因と対処方法を見てきました。
なぜこんな仕組みになっているのかは不明ですが、GCPはプロジェクトをいくつか作れるので、とりあえずプロジェクトを別にすることで対処できます。
逆に、FirebaseのプロジェクトとGCPのプロジェクトは連動しているということを覚えておく必要がありますね。
価格は記載がある場合を除き、すべて税込みです。
関連キーワード
サーバレスの新着記事
- サーバレスCloudflare R2の料金体系・無料枠まとめ 2024.8.21
- サーバレスCloudflare R2をCyberduckで使う方法 2024.7.31
- サーバレスAIの学習ボット・クローラーからサイトを守るメリットとブロックする方法 2024.7.19
- サーバレスCloudFlare Pagesのビルド環境の違い 2024.5.9
- サーバレスCloudflare D1の料金体系・無料枠まとめ 2024.3.25
- サーバレスCloudflare PagesでNuxt3のビルド時に「ENOENT: no such file or directory」エラーの対象方法 2024.3.21
- サーバレスGitlab CLIでpush時に「glab auth not found」となった際の対処方法 2024.3.19
- サーバレスCloudFlare Workers AIの料金体系・無料枠まとめ 2024.2.2