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レンタルサーバーでも使える!定期的な作業はcronで自動化しよう

公開日: 2021.1.18

レンタルサーバーでも使えるcronは、定期的な作業を自動化して作業効率がグッと上げることができる便利なコマンドです。今回は、cronとは何か、cronの使い道などをまとめました。

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使いこなすと便利なcron

cron(正式名称はcrontab)はLinuxサーバーでジョブを定期実行するためのコマンドです。サーバー上にあるプログラムを実行できるので、定期的な作業をbashやPHPなどのプログラム言語で記述しておくことで、人間の代わりに確実にジョブを実行してくれます。

レンタルサーバーでも使えるcron

Linuxサーバーではcronは標準装備のコマンドなので、レンタルサーバーでも事業者がユーザーに解放している場合は、cronが使えます。

レンタルサーバーではcronで実行するプログラムには制限がありますが、PHP、Ruby、Perl、Pythonは基本的にどのレンタルサーバーでも使えます。SSHが使えるレンタルサーバーならbashも使えます。

レンタルサーバーというとPHPというイメージですが、Webサイトとしてはあまりレンタルサーバーで使われないRuby、Perl、Pythonなどの他のプログラミング言語も、cronでジョブを実行するためなら使い道があります。

cronの使い道

Webページを定期実行

CMSなどでは、バックアップや同期などを実行させるために、cronでWebページを定期実行させるように設計されていることがあります。

そうしたCMSなどのフレームワークが提供している機能を定期実行する際は、cronを使うことが推奨されていることがほとんどです。

非公開でバッチ処理をする

機能が多いサイトを構築すると、最新フィードを取得してキャッシュするページを定期実行したり、生存確認のシグナルを送るプログラムを定期実行したりと、サーバー上で定期時実行したいことはたくさん出てきます。

こうした機能を実装する際に、公開サーバーでアクセスできる場所にバッチプログラムがあると、URLが漏洩した際に悪意のあるユーザーからも実行されてしまうリスクがあります。

cronであれば、Webからアクセスできない場所にあるプログラムも実行可能ですので、外部からアクセスができない非公開のバッチを処理可能です。

cronの書き方

cronの書き方は、ネットに説明しているページがあるので割愛します。下記のWikipediaのページを参考にしてみてください。

crontab

レンタルサーバーでcronを使う場合、サービスによってcronの設定方法が異なります。フォームから追加できる場合もあれば、cronコマンドをそのまま書く場合もあるので、レンタルサーバーのドキュメントでcronに関する項目をチェックするようにしましょう。


定期的な作業はcronで自動化するメリットや使い道をみてきました。

プログラムでは「DRY(Do not repeat yourself)」という言葉があるくらい、定期実行は人間でなくコンピュータにさせるものだというのが定着しています。

ちょっとした作業でもcronを使うことでグッと作業の効率化になるので、ぜひ試してみてください。


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