広告なし完全無料のレンタルサーバー「シン・クラウド for Free」がリリース
公開日: 2023.10.5
レンタルサーバー、VPSなどを展開するエックスサーバーは、広告なしで完全無料で使うことができるレンタルサーバー「シン・クラウド for Free」。データベース、無料SSLが付いて完全無料と、現時点で完璧な無料レンタルサーバーになっています。
シン・クラウド for Freeの特徴
WordPressも無料で使える
シン・クラウド for FreeはPHPが動作するレンタルサーバーで、データベースもMaria DBが5個まで付与。WordPressを使うことが出来るだけでなく、簡易インストールにも対応しているため、初心者の方でも簡単にWordPressを始めることが出来ます。
データベース容量は500MBとなっているため、大規模なWordPressサイトを作ると容量不足になる可能性がありますが、記事数百本程度なら問題なく運用できるでしょう。
広告表示は完全になし
従来の無料レンタルサーバーは、無料にする代わりにユーザーが公開したページに広告がつくビジネルモデルが主流でした。
シン・クラウド for Freeは、完全に広告が出ない仕様になるため、ストレスなく無料レンタルサーバーを使うことが出来ます。
独自ドメイン、無料SSLが付く
独自ドメインは10個まで、サブドメインは50個まで登録可能。それぞれに無料SSLが付けることが出来るだけでなく、ネームサーバーをシン・クラウド for Free以外に設定した場合でも、DNSでのトークン認証で無料SSLの追加が可能。痒いところまで手が届く仕組みになっています。
FTPやサイト転送機能など、レンタルサーバーの機能は揃っている
シン・クラウド for Freeのサーバー周りの機能としては、PHP、Perl、Ruby、Pythonに対応し、FTP、サイト転送、Basic認証、phpMyAdminなど、レンタルサーバーにある機能は一通り揃っています。
ない機能としては、cronとSSH、アクセス制限くらいなので、普通にWordPresssサイトやホームページを公開するだけなら問題ない機能が揃っています。
メール機能は付属しない
無料とは思えないくらいのシン・クラウド for Freeですが、唯一レンタルサーバーと違うのがメール機能。
メール機能は何も付いていないPHPサーバーなので、企業などで利用する場合は別途メールサーバーを用意する必要があります。
サポートはなし
シン・クラウド for Freeはサポートがないため、シン・クラウド for Free自身も「サポートが不要でソフトウェアのバージョン更新などにもご自身で適切に対応できる方に最適なサービス」としています。
ただ、WordPresssサイトを運営するくらいならサポートはなくても問題ないことが多いでしょう。
実際の安定性と速度はこれから
筆者がサービスイン時に試した範囲内では、サーバー自体も安定していて速度もしっかり出ていましたが、ユーザーが増えていって、どれくらい安定した無料レンタルサーバーになるかはこれからでしょう。
無料レンタルサーバーは無料のため機能や性能を制限しながら運営されているため、この辺りは実際に運営が進んでからの見極めになります。
そのため、最強のシン・クラウド for Freeは現時点で「最強の無料レンタルサーバー」ですが、いきなり本番環境で使うのではなく、テスト環境などで試してみながら、徐々に乗り換えていくのが良いでしょう。
価格は記載がある場合を除き、すべて税込みです。
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