AIが使えるテンプレートイメージが用意されているVPSまとめ
話題の対話型AIや画像生成AIなど、AIが使えるテンプレートイメージが用意されているVPSサービスをまとめました。
AIが使えるテンプレートイメージが用意されているVPSまとめ
VPSサービス | 最低月額料金 | テキスト生成系AI | 画像生成系AI |
---|---|---|---|
ConoHa VPS | ¥648〜 | Auto GPT | StableStudio |
XServer VPS | ¥664〜 | Auto GPT BabyAGI UI※1 SuperAGI※1 GPT Engineer | StableStudio |
シンVPS | ¥620〜 | Auto GPT BabyAGI UI※1 SuperAGI※1 GPT Engineer | StableStudio※2 |
- ※1 2GBプラン以下では「BabyAGI UI」「SuperAGI」が利用不可
- ※2 1GBプラン以下では「StableStudio」が利用不可
日本のVPSサービスで、一番最初にAI系のテンプレートを用意したのがXServer VPS。その後、ConoHa VPSもAuto GPTとStableStudioのテンプレートイメージを用意しました。
どちらも、あくまで外部AIサービスをAPIで利用したテンプレートですが、特にAuto GPTは自立系AIとして注目度も高いアプリケーションです。
XServer VPSと同系サービスのシンVPSは、XServer VPSと同じようにAI系のテンプレートが用意されていますが、プラン構成が異なります。ストレージが多めの設定になっているため、画像生成系にはシンVPSが向いています。
VPSで使える対話型AI・画像生成系AIのテンプレート
Auto GPT
OpenAI社のChat GPTと同じGPT系のAIを利用したAIアプリケーション。
Chat GPTなどの対話型AIでは「質問して条件に合わせて答える」というのが通常ですが、Auto GPTでは設定した条件の中で、AIにどのような方法を取るかの候補を出させ、その中からユーザーが指定した条件で様々な複合的な作業が行います。そのため、完全自動ではないですが半自動に近い形でタスクをこなすことができるのが特徴です。
精度の高い結果を生み出すためには、AIに指示をする「プロンプト」の精度やAI自体の精度に依存する部分の大きいですが、AIを使ってより自動的な作業を行いたい方に最適です。
自立型AI「Auto GPT」をVPS・レンタルサーバーで使う方法
最短数分で構築可能!話題の自立型AI「Auto GPT」をVPS・レンタルサーバーで使う方法を解説します。
なお、Auto GPT自体はAIではなく、あくまで「AIを利用して、半自動作業を行うためのプログラム」です。
StableStudio
プロンプトから自動で画像を生成してくれるAIアプリケーション・AIサービスであるStableDiffusionの管理画面アプリケーションとして、Stability AI社がオープンソースとして公開されたのがStableStudio。StableStudioは同社のDreamStudioのオープンソース版です。
現在は、StableStudio自体には画像生成能力はなく、あくまでStability AI社のAIサービスなど外部APIを経由して使う前提ではありますが、フリーで使うことが出来ます。
将来的には、StableStudioでWebGPUを用いたローカル処理ができるようになる予定です。
BabyAGI UI
Chat GPTを使った完全自動型AIプログラム「BabyAGI」は、Auto GPTに近いプログラムですが、BabyAGIはGoogle検索などが行えないという点がAuto GPTと違います。BabyAGIChaGPTが学習したデータ内で情報を整理し、実行していきます。
BabyAGI UIはBabyAGIにChat GPTのようなWeb UI画面をつけたバージョンです。
なお、BabyAGIの開発はサンフランシスコ在住のYohei Nakajima氏が行っています。
SuperAGI
AutoGPTのような自立式AIプログラムでありながら、GUIを用意しているのがSuperAGI。Open AIのAPIやGoogle APIを組み合わせることで、様々なタスクを自動でこなしてくれます。
SuperAGIの便利なところは、メールを送るなどよく使うツールがあらかじめ組み込まれているので、APIなど設定をしておけば、簡単に外部サービスと連携した自立AIを構築できます。
GPT Engineer
ChatGPTのAPIを利用して、通常の言語で指定した仕様に合わせてAIがプログラムを書いてくれるテンプレートイメージ。Githubの「Copilot」やAmazonの「AWS Codewhisperer」に近い機能をオンプレミスで構築可能です。
この記事で紹介したサーバーサービス
「時間料金」「豊富なテンプレート簡単立ち上げ」など、他社サービスに先行してVPSをより使いやすくしたVPSサービス「Conoha VPS」。登録アカウント数が55万人を突破し、名実共に国内VPSベンダーの中でも人気上位VPSとなっています。
国内人気レンタルサーバー事業者エックスサーバーが手がけるVPSサービス「XServer VPS」。後発サービスならではの、豊富な機能とハイスペックなサーバーが魅力です。
価格は記載がある場合を除き、すべて税込みです。
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