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PHPパッケージマネージャ・Composerが使えるレンタルサーバー

公開日: 2020.12.28

最新のPHPフレームワークを使う際はほぼ必須となっているPHPパッケージマネージャ・Composer。今回は、Composerが使えるレンタルサーバーと使えないサーバーでComposerやPHPフレームワークを使う方法をまとめました。

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Composerとは?

PHPライブラリのインストール・管理・依存関係チェックをしてくれるパッケージマネージャーがcomposerです。

Laravelやsymfony、CodeigniterなどのPHPフレームワークは、composerを使うことで簡単にインストール・アップデートが可能になっています。

レンタルサーバーでComposerを使うメリット

composerはパッケージ管理するためのものなので、PHPフレームワークを使うのに必須のツールではありません。PHPフレームワーク本体を用意すればcomposerなしでもPHPフレームワークは使えます。

ただし、composerをレンタルサーバーで使えるようにすることで、

  • アップデートの管理ができる
  • FTP時間の短縮・エラー回避ができる

という大きなメリットがあります。

レンタルサーバーはFTP周りの機能があまり強くない(制限している)ことがあるので、symfonyやLaravelなど依存パッケージのファイル数が多いフレームワークを使うと、アップロード途中でアップロードエラーになってしまうことがあるため、ストレスになります。

Composerが使えるレンタルサーバー

まず大前提として、ComposerはPHPで動くので基本的には全てのPHPサーバーで使えます。ただし、Composerはコマンドラインから実行する形式なので、SSH機能が使えるレンタルサーバーでないと、実質使えません。

今回は、レンタルサーバーごとに「SSHが使える」かと、SSH対応プランの月額料金を比較します。

レンタルサーバーSSH対応プラン対応プランの月額料金
さくらのレンタルサーバースタンダードプラン以上¥524〜
スターサーバーx-
コアサーバー全てのプラン¥218〜
Web Arena Suite Xx-
XREA全てのプラン¥0〜
ロリポップ!レンタルサーバースタンダードプラン以上¥275〜
ConoHa WING全てのプラン¥1,320〜
iCLUSTA +x-
バリューサーバー全てのプラン¥184〜
カゴヤ 共用レンタルサーバー全プラン¥968〜
お名前.com レンタルサーバー全プラン¥990〜
ヘテムル全プラン¥880〜
WADAXx-

SSHが使えるレンタルサーバーで最安値はXREAの無料プランです。広告は入りますが、無料でありながらSSHまで使えます。

XREA

無料から中規模まで守備範囲に入る、お手軽レンタルサーバー・XREA。初期費用無料で最低利用期間が1ヶ月と良心的なプランも魅力なレンタルサーバーです。

XREA以外で見ると、SSHが使える(composerがレンタルサーバー上で使える)レンタルサーバーとしては最安値はコアサーバーで、月額218円から利用可能です。コアサーバーはAPI機能もあるため中上級者でも使いがいのあるレンタルサーバーと言えます。

コアサーバー

レンタルサーバー入門から大規模サイトまで守備範囲の広い共有レンタルサーバー。初期費用無料と導入コストを下げつつ、転送量や登録ドメイン数が無制限など、他のレンタルサーバーでは物足りないというユーザーにもマッチしたサービスになっています。

定番のレンタルサーバーでは、さくらのレンタルサーバー、ロリポップでは最安値プランではSSHが使えないので注意が必要です。また、初心者に人気のスターサーバーも、SSHには対応していません。

さくらのレンタルサーバー

レンタルサーバーの最大手・さくらインターネットが手がける共有レンタルサーバー。小規模から大規模までほぼ全てのWebサイトにマッチする充実したプランと、豊富な機能が特徴なサービスです。

ロリポップ!レンタルサーバー

低価格から中規模まで、幅広いニーズに対応できるロリポップ!レンタルサーバー。低価格で最低一ヶ月から利用できる柔軟な契約体系で、Webサイト運営に必要な機能が全て揃っています。

SSH機能がないレンタルサーバーでcomposerを使うには?

SSH機能がないと、全くComposerは使えないのかというとそうではありません。Composer自体はcomposer.pharという実行ファイルなので、レンタルサーバー上にcomposer.pharをアップロードして、PHPスクリプトからexecコマンドで実行できれば、ブラウザからPHPスクリプトを呼び出すことでComposerを実行可能です。

exec | php.net

ただし、SSHが使えないレンタルサーバーは、PHPのexecコマンドを制限していることもあるので、契約する前に確認するようにしましょう。

また、ローカルでComposerを実行してvendorディレクトリをFTPでアップロードすれば、LaravelやComposerでのインストールが必須のPHPフレームワークも使えるので、もし契約しているレンタルサーバーがSSHに対応していないのであれば、ComposerをローカルにインストールしてFTPでアップロードするようにしましょう。


Composerが使えるレンタルサーバーを見てきました。

最新のPHPフレームワークはほとんどがComposerを使う方式になってきているので、PHPフレームワークを使う予定があるのであれば、レンタルサーバーを選ぶ際に「SSHが使えるか」に注意してみてください。

この記事で紹介したサーバーサービス

  • コアサーバーのイメージ

    コアサーバー

    レンタルサーバー入門から大規模サイトまで守備範囲の広い共有レンタルサーバー。初期費用無料と導入コストを下げつつ、転送量や登録ドメイン数が無制限など、他のレンタルサーバーでは物足りないというユーザーにもマッチしたサービスになっています。

    もっと詳しく公式サイト

  • ロリポップ!レンタルサーバーのイメージ

    ロリポップ!レンタルサーバー

    低価格から中規模まで、幅広いニーズに対応できるロリポップ!レンタルサーバー。低価格で最低一ヶ月から利用できる柔軟な契約体系で、Webサイト運営に必要な機能が全て揃っています。

    もっと詳しく公式サイト

  • さくらのレンタルサーバーのイメージ

    さくらのレンタルサーバー

    レンタルサーバーの最大手・さくらインターネットが手がける共有レンタルサーバー。小規模から大規模までほぼ全てのWebサイトにマッチする充実したプランと、豊富な機能が特徴なサービスです。

    もっと詳しく公式サイト

  • XREAのイメージ

    XREA

    無料から中規模まで守備範囲に入る、お手軽レンタルサーバー・XREA。初期費用無料で最低利用期間が1ヶ月と良心的なプランも魅力なレンタルサーバーです。

    もっと詳しく公式サイト


価格は記載がある場合を除き、すべて税込みです。

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