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業界最安値級のVPS「NTT WebArena VPSクラウド」を実際に使ってみたレビュー

公開日: 2019.3.29

NTT PCコミュニケーションのWeb ARENAが提供する、1コア・1GBメモリで月額360円と業界最安値級VPS「VPSクラウド」。各プランごとの料金・スペック比較や実際に使ってみた感じた「よかった点・微妙な点」など徹底レビュー。

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NTT WebArena VPSクラウドはサーバの在庫が少なくなっています。在庫が豊富でさらに安い新サービス・Indigoもどうぞ。

WebARENA Indigo

国内の大手サーバーベンダーであるNTTPCコミュニケーションズが手がけるVPSサービス。VPSサーバーとして必要な機能に絞り込むことで、国内最安値クラスの料金を実現しつつ、安定して使いやすいVPSサーバーになっています。

Web ARENA VPSクラウドってどんなサービス?

NTT PCコミュニケーションズのWeb ARENAが提供するVPSサービスです。同価格帯の他社VPSよりもメモリが増強されている点が大きな特徴。

何よりも月額360円で借りられるというのはストロングポイントです。

Web ARENA VPSクラウドの料金プランは、すべてが経済的!

Web ARENA VPSクラウドの料金プランは、初期費用は無料で、月額費用はなんと360円で仮想1コア・1GBメモリ・SSD20GBからと激安です。

月額料金は、他のVPS同様、CPUの仮想コア数とメモリサイズ、ストレージ容量の違いでプランが決まりますが、同価格帯の他社VPSよりもメモリが増強されている傾向にあります。

新-1G-SSD新-2G-SSD2G-SSD4GB-SSD6GB-SSD
初期費用0円0円0円0円0円
月額料金360円720円1,440円2,880円3,600円
仮想CPU1コア2コア3コア4コア6コア
メモリ1GB2GB2GB4GB6GB
ストレージ(SSD)20GB30GB50GB100GB100GB

Web ARENA VPSクラウドの料金は、10ポイントあたり360円で、スペックに応じて必要ポイントを支払う、ユニークな形式になっています。

月額料金は10から2000までのポイントを定額で払うコース制になっていて、保持ポイント内であれば、自由にVPSを組み合わせて使うことができます。

メニュー月額基本料金ポイント数
プラン10360円10
プラン20720円20
プラン301,080円30
プラン401,440円40
プラン501,800円50
プラン802,880円80
プラン1003,600円100
プラン1204,320円120
プラン1605,760円160
プラン2007,200円200
プラン3009,720円300
プラン40012,960円400
プラン50016,200円500
プラン60019,440円600
プラン70022,680円700
プラン80025,920円800
プラン90029,160円900
プラン100032,400円1000
プラン150037,800円1500
プラン200050,400円2000

Web ARENA VPSクラウドが他のVPSと違うところ

なんといっても月額360円からという安さ

Web ARENA VPSクラウド一番のストロングポイントは、やはり料金でしょう。メモリ1GBで仮想1コアで月額500円以下のVPSは、2019年現在他にはありません。

さらに、提供しているNTT PCコミュニケーションズは国内でも有数のサーバーホスティング会社なので、安定性や信頼度も非常に高いサービスを提供しています。

月額ポイント内でサーバーの追加・削除などが自由自在

Web ARENA VPSクラウドは、月額で支払っているポイント内であれば、いくらでもVPSサーバーの新規追加や削除ができます。

AWSやGCPなどの本格的なクラウドサーバーとは異なりますが、サーバー作成の自由度やロードバランサーやバックアップなどのオプションもあることから、かなり自由にサーバーを構築できます。

Web ARENA VPSクラウドを使う際に知っておきたいこと

ここからは、実際にWeb ARENA VPSクラウドを使ってみて、「ここは知っておきたい!」というところを見ていきましょう

ポイントは使っている時だけ引かれて、サーバーを消せば復活する

Web ARENA VPSクラウドの特徴でもあるポイント制ですが、ここが多少分かりづらい点でもあります。

VPSサーバーを立ち上げると月額ポイントを消費するので、例えばプラン10コースだと、一回VPSサーバーを立ち上げてその後削除すると、当月は新規でサーバーを立ち上げられないように思えますが、サーバーを削除するとポイントは復活します。

あくまで「使っているサーバーに対してポイントが引かれる」だけで、「サーバーを使った時点で消費される」わけではありません。

ですので、ポイント内であれば、いくらで作成・削除ができます。

使えるOSが少ない

最近は、VPSでもCentOSやUbuntuだけでなく、CoreOSやArch Linuxなど複数のOSを使えるサーバーが増えてきましたが、Web ARENA VPSクラウドの場合は、使えるOSの種類が最大で4種類と、非常に少ないです。

  • CentOS6
  • CentOS7
  • Debian7
  • Ubuntu

しかも、プランによって選択できるOSの種類が異なるので、予め契約前に確認しておきましょう。

最大スペックが6コア・6GBと少し弱め

Web ARENA VPSクラウドの最大スペックは、仮想6コア・6GBメモリ・SSD 10GBが最大で、32GBプランなどもある他社VPSよりかは弱めです。

ただし、ロードバランサーがあるので、負荷分散の構成が作れる方は、1台あたりのサーバーは弱くても、格安VPSを複数台連結させてうまく強いサーバーを作ることは出来ます。

どうしても、1台で高スペックなVPSが欲しい場合は、Web ARENAには「SuitePRO V4」という最大仮想8コア・32GBメモリまで拡張出来るサービスがあるので、それ以上を望むならそちらに引っ越しする形になるでしょう。

オプション料金が割高で、ポイントとは別体系

VPS本体は激安なWeb ARENA VPSクラウドですが、オプション料金は結構高めです。

しかも、オプションは月額コースのポイントから消費するのではなく、完全に別料金として支払うので、ポイントと組み合わせてうまく消費するという事ができません。

ここは、Web ARENA VPSクラウドの弱いところかもしれません。

サポートが丁寧でレスポンスが速い

実際に自分もサポートの方に助けて頂いたことがあるのですが、フォームから問い合わせをして2時間後には適切な返事が届いて、対応もとても丁寧。さすが、NTTグループだなと思った記憶があります。

頻繁にサポートを使うことはないですが、いざという時に速くレスポンスをくれるサポートは非常に安心できます。

管理画面が古臭い

たかが管理画面、されど管理画面。

AWSやGCPなどの最新のクラウドサーバーの管理画面になれていると、かなり古臭く感じる管理画面です。

しかし、ここにコストをかけない分、月額料金が安くなっているとも考えられるので、そこはトレードオフな気がしますね。


趣味にも本格的な大規模サービスにも耐えられる万能サーバー

NTT WebArena VPSクラウドをレビューしてきました。

NTT WebArena VPSクラウドは、業界最安値級の料金だけでなく、ユニークなポイント制など小規模から大規模まで対応できる仕組みが素晴らしいVPSサービスだなと思いました。

この記事で紹介したサーバーサービス

  • WebARENA Indigoのイメージ

    WebARENA Indigo

    国内の大手サーバーベンダーであるNTTPCコミュニケーションズが手がけるVPSサービス。VPSサーバーとして必要な機能に絞り込むことで、国内最安値クラスの料金を実現しつつ、安定して使いやすいVPSサーバーになっています。

    もっと詳しく公式サイト


価格は記載がある場合を除き、すべて税込みです。

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