【2024年版】大体は何でも出来る!「8GBメモリ」のVPSサービスを徹底比較!ベストはこれだ!
大規模なWebサイトや自社OSSの運用、バッチサーバーなど多様な使い方が出来る「8GBメモリ」のVPSサービスを、2024年版の最新情報をもとに、コスト、性能、拡張性など、複数側面から評価し、ベストなサービス・プランを紹介します。
更新日: 2024.1.25公開日: 2023.9.26
目次
「8GBメモリ」のVPS プラン一覧
本ガイドは、以下のサービスを比較・検証し、おすすめを作成しています。各プランの価格は、現在のキャンペーンやクーポンを適用する前の価格です。
- コア数が8コアで性能が高い
- クラウドに近い機能があり、ローカルネットワーク、ロードバランサーに対応
初期費用: ¥0
「8GBメモリ」ってどんなスペック?
「8GBメモリ」というのは、物理サーバーが搭載している合計物理メモリ(RAM)のうち、契約するVPSに割り振られるメモリ容量が「8GB」という意味です。
VPSサーバーの処理能力は割り当てられるvCPUのコア数で決まりますが、メモリに関しては「処理できる量」に影響します。
8GBメモリのサーバーであれば、用途やサイトの構成にもよりますが、一般的なWebサイトなら月間100万UUクラスのサイトでも十分に安定して表示させることが出来ます。
また、8GBメモリのVPSとなると、Webサーバー以外の用途、例えばバッチサーバーや最近流行りのAI系のアプリケーションを高速運用させるのにも最適です。
「8GBメモリ」のVPSの比較ポイント
- 長期契約を含む最安料金
8GBメモリのVPSは長期利用することもあるため、長期利用も含めた料金が安いVPSがベストです
- vCPUコア数
同じ8GBメモリのVPSなら、vCPUコア数が多い方が処理能力が高くなります
- 複数VPSサーバー構成
単体VPSだけでなく、ロードバランサーや複数台構成に対応しているかも重要です
「8GBメモリ」のVPSは、単体のVPSとしては十分なメモリを搭載していると言え、一つ上位の16GBプランよりも比較的手頃な値段でレンタルが可能なため、長期利用するケースも多いでしょう。そのため、長期利用も含めた料金で比較するのが良いでしょう。
また、同じ8GBメモリのVPSでも、プランによってプランによって付与されるvCPUコア数が異なる点は注意が必要です。VPSはコア数によって処理能力が異なり、なるべく多くのコア数が付与されているプランを選ぶ方がコスパがよくなります。
このクラスのVPSになると、プラン間のスペック・料金差が多くなります。8GBプランの下は4GBと半分のスペック、逆に上は16GBと倍のスペックになるため、プランの微調整が難しくなります。そのため、1GBプランや2GBプランなどの下位プランと組み合わせて複数台構成を取れるかも重要なポイントです。
ベスト「8GBメモリ」VPSサービス
バランスで選ぶならこのVPS
バランスがベストConoHa VPS 8GBプラン
なぜこのプランがベスト?
独自の長期割引制度「まとめトク(旧VPS割引きっぷ)」で、キャンペーン時に36ヶ月の長期利用なら8GBのVPSをなんと2,000円未満、6ヶ月契約でも2,500円台でレンタル可能な、驚異的低価格なのがConoHa VPS。コア数が6コアですが、価格を考えたらコスパは抜群です。
機能的にも、ローカルネットワーク、ロードバランサー(有料課金)、ストレージ追加(有料課金)とクラウドに近い機能があるため、コスト削減のためにクラウドからの乗り換えにも最適。
OS・アプリケーションテンプレートも数十種類用意されているので、企業が自社用OSSサーバーとして単体で使うのもアリ。
価格も最安値で使い方も柔軟性があるという点で、最もバランスが良い8GB・VPSと言えます。
メリット・デメリット
- メリット
- キャンペーン時に長期利用契約で比較プラン中最安値
- ローカルネットワーク・ロードバランサー(有料)に対応
- デメリット
- 単月契約は高い
単体構成のVPSで使うならこのVPS
単体構成のVPSならベストXServer VPS 8GBプラン
なぜこのプランがベスト?
XServer VPSの最大のメリットは、AMDの最新サーバーに収容しているため、競合VPSの最大4倍の処理能力がある点。VPSコア数としては6コアと平均的ですが、4倍近い性能と考えると競合VPSで言えば16GBプランや32GBプランに匹敵するほどの性能があるため、「単体VPSとして使うなら」コスパも最強です。
「単体として使うなら」という但し書きをしたのは、XServer VPSはローカルネットワークに対応していない点。次のプランは料金が倍以上になる16GBプランとなるため、成長中のWebサイトや今後拡張予定があるサーバーとして使うのであれば、その点を考慮しましょう。
メリット・デメリット
- メリット
- 最新のAMDサーバーに収容で、競合の4倍高速
- 価格は最安値ではないが、性能コスパで考えたらNo.1
- デメリット
- ローカルネットワークに非対応
短期間利用の価格で選ぶならこのVPS
短期間利用の価格がベストWebARENA Indigo 8GBプラン
なぜこのプランがベスト?
8GBプランのVPSを短期間試したい、もしくは短時間だけバッチ処理をさせたいという場合は、単月契約で最安値かつ時間課金制度があるWebARENA Indigoがベスト。
単月契約では比較プラン中で最安値で、時間課金でも1時間あたり5.35円でレンタル可能。バッチ処理などをする場合は、使わない時はスナップショット保存をしておけば、維持コストを100円程度で抑えて、あとは使った時間だけ支払うという運用も可能。
ローカルネットワーク接続が出来なかったり、長期利用割引がないなどの競合VPSと比較してデメリットもありますが、使い方次第で、最も安く8GBのVPSを運用することが出来ます。
メリット・デメリット
- メリット
- 単月契約では比較プラン中で最安値
- 時間単位の課金でコストを削減可能
- デメリット
- ローカルネットワーク接続に非対応
- 長期利用割引がない
vCPUコア数が重要ならこのVPS
vCPUコア数がベストKAGOYAクラウド VPS 8コア/8GB/100GBプラン
キャンペーン
Amazonギフト 1,000円分キャッシュバックキャンペーン(有効期限:2024.12.31まで)
- 長期契約を含む最安料金
- ¥7,150
- vCPUコア数
- 8コア
- 複数VPSサーバー構成
- ⚪︎
なぜこのプランがベスト?
複数処理を並行して行いたい場合など、メモリ容量あたりのコア数が重要な場合は、8GBメモリ・8コアプランで最安値のKAGOYAクラウド VPSがベスト。
8GBメモリプラン同士で比較すると値段は高く、料金は競合の8コア・16GBメモリプランの方が安いケースもありますが、単月契約の8コアVPSで比較すると、実はKAGOYAクラウド VPSが最安値。
「メモリは8GBで十分なので、コア数が欲しい」という場合は、ベストな選択肢です。
メリット・デメリット
- メリット
- vCPUコア数が8コア
- ローカルネットワークや外部ストレージにも対応
- 長期の運営実績があるカゴヤが運営
- デメリット
- 競合の16GBメモリプランの方が安いケースがある
- 長期利用割引がない
「8GBメモリ」のVPSのよくある質問
8GBメモリのVPSでDockerを安定して動作させることは可能ですか?
8GBメモリは、Dockerコンテナを安定して動作させるのに十分なメモリ容量です。Dockerのコンテナイメージとして配布されている人気OSSは、概ね1〜2GBのメモリを推奨していることが多いため、8GBあれば通常の使い方であれば複数コンテナを同時起動しても安定して動作させることが出来ます。
ただし、8GBメモリがあったとして、一つのコンテナが長期間メモリを占有したり、CPU負荷が高い場合は不安定になることがあります。そのため、使用するコンテナイメージ、アプリケーションの吟味、コンテナごとのメモリ使用上限の設定などを行うことが重要です。
8GBメモリのVPSでWebサイトを運営する場合は、処理できる月間UU数はどれくらいですか?
一般的に、8GBメモリのVPSで処理できる月間UU数は、100,000〜200,000程度と言われます。ただし、これはサイト内容やコンテンツ量、アクセスピーク時の負荷上昇などによって異なるため一概には言えません。
月間20万UUクラスのサイトになると、月間10%ほどの成長でも半年ちょっとでアクセスが2倍弱になりますし、SNSでの拡散されると一時的に膨大なアクセスが集中することもあります。そうした、サイトの成長やアクセスピークも視野に入れてサイトで使う技術をなるべく負荷の少ないものを選ぶのも重要になります。
また、Webサイトが急成長しているケースでは、8GBプランでスペック不足になった際は、次は16GBプランになり大幅に料金が上がってしまうため、WebサーバーとDBサーバーを分けて負荷分散をするなど、サーバー構成に工夫を入れる必要も出てくるでしょう。
このガイドで紹介したVPS
「時間料金」「豊富なテンプレート簡単立ち上げ」など、他社サービスに先行してVPSをより使いやすくしたVPSサービス「Conoha VPS」。登録アカウント数が55万人を突破し、名実共に国内VPSベンダーの中でも人気上位VPSとなっています。
サーバー管理ツール「Plesk」を搭載しサーバー管理がしやすいVPSサービス「クラウドVPS by GMO」。初期費用無料で、15日無料お試しが出来るなど、初めての方でも手軽にスタートできるVPSです。
国内大手サーバーベンダーのカゴヤが手がけるVPSサーバー「KAGOYAクラウド VPS」。月額550円のハイコスパプランから12コアvCPUのハイスペックプランまであり、拡張性も高いことからライトユースから本格利用まで幅広く対応できます。
ドメイン登録サービス・お名前.comが運営するVPS。「ドメイン登録時に一緒に契約するVPS」というイメージがありますが、玄人好みの機能があったり、企業ユースに優しい支払い方法があったりと、実は使い勝手の良いVPSです。
格安VPSサービスWebARENA Indigoの上位VPSサーバーサービスが「IndigoPro」。10Gbpsの国内最高速回線を採用するなど、ハイスペックなVPSになっています。
国内の大手サーバーベンダーであるNTTPCコミュニケーションズが手がけるVPSサービス。VPSサーバーとして必要な機能に絞り込むことで、国内最安値クラスの料金を実現しつつ、安定して使いやすいVPSサーバーになっています。
国内人気レンタルサーバー事業者エックスサーバーが手がけるVPSサービス「XServer VPS」。後発サービスならではの、豊富な機能とハイスペックなサーバーが魅力です。
メモリ容量から選ぶ
VPSのメモリ容量は、使い方によってはvCPUコア数よりも重要なスペックです。用途によって必要なメモリ容量が異なり、メモリ容量が大きいほどVPSサーバーが高速動作させることも可能になります。
- 1GBVPSスペックの最低条件が1GBメモリ。OSで半分くらいの容量を使ってしまうためギリギリですが、工夫次第でWebサーバーの運用も可能なスペックです。
- 2GBVPSのエントリープランのボリュームゾーンが2GBメモリ。これにvCPUコア数をどうするかで、価格や性能が変わってきます。
- 4GBVPSのエントリープランよりもやや多めのメモリが4GB。このクラスになると大抵のWebサイトは安定して高速表示が可能になります。
- 8GB大規模な処理でなければ大抵のことがストレスなく出来るのが8GBメモリのVPS。コストもそこまで高くなく、高い処理能力なのに比較的手軽にレンタル出来るのが特徴。
- 16GB構成によっては大規模なサイトの収容も可能な16GBメモリのVPS。月額1万円未満で運用することも可能で、クラウドと比較して圧倒的なコスパを誇ります。
- 32GB大規模サイトのホスティングも可能ながら、一般利用でも手が届く料金が魅力的な32GBメモリのVPS。各社のプランに特色があるため、使い方次第で最適なプランが変わってきます。
- 64GB業務用の大規模サービス用途にも使える64GBメモリのVPS。同じメモリ容量でもコア数や料金プランに各社の特色があるため、最適なプラン選びが重要です。
- 128GB単体VPSとしては最高スペックとなる128GBメモリのVPS。価格が高い最上プランとなるため、慎重にサービスやプランを選ぶ必要があります。
vCPUコア数から選ぶ
VPSの性能指標の一つであるvCPUコア数は、サーバーにどれくらいの処理能力があるかを決めり、コア数ごとに使用用途も変わるため、最適なコア数を選ぶのが重要です。
- 1コア初めてのVPSに最適なVPSスペックが「1コア」。実際にVPSでwebサーバーなどを運用するというよりかは、とにかく安いので試しに使ってみるのに最適。
- 2コア中小規模のWebサイトなら安定運用が可能な、エントリークラスの実用的なスペックが2コア。価格も手頃でVPS初心者にも扱いやすいスペックです。
- 3コアVPSサービスの主戦場でもある人気のプランが3コア。単体で、複数台でと、いろんな使い方で高速サーバー運用が可能なスペックです。
- 4コア中規模以上のサイトを高速表示が可能な4コアのVPS。単体でも使いやすく、下位プラント組み合わせて複数台での運用も実用的です。
- 5コアVPSサービスでは採用されることが希少な5コア。ちょっと性能が欲しい時に最適ですが、コスパがあまり良くないというデメリットも。
- 6コア中規模以上のサイトでも安定して高速表示できる実用的なスペックが6コアのVPS。バッチサーバーや自社クラウドストレージなど用途も広がってきます。
- 8コア構成によっては大規模サイトの収容も視野に入るのが8コアのVPS。選び方、契約の仕方次第で月額1万円未満で利用できるのが魅力です。
- 10コア大規模サイトの運用も可能ながら、安いプランなら1万円台から利用可能な10コアのVPS。選択肢は少ないですが、規模の割にコスパが高めなスペックです。