【2025年版】VPSサービスの主戦場!「vCPU・3コア」のVPSサービスを徹底比較!どれがベスト?
「VPSサービスの主戦場」とも言える、3コアvCPUプラン。スペックが横並びな分、他の部分をどう評価するかで選び方が変わるVPSです。そこで、2024年版の最新情報をもとに、コスト、性能、機能など、複数側面から評価し、ベストなサービス・プランを紹介します。
目次
「vCPU・3コア」のVPS プラン一覧
本ガイドは、以下のサービスを比較・検証し、おすすめを作成しています。各プランの価格は、現在のキャンペーンやクーポンを適用する前の価格です。
「vCPU・3コア」ってどんなスペック?
vCPU・3コアというのは、物理サーバーが搭載しているCPUのコア数のうち、契約するVPSに割り振られるコア数が「3つ」という意味です。
サーバーのCPU能力は「1コアあたりの処理能力 x コア数」で測られ、VPSサーバーにおいて3コアは中小規模のWebサイトを安定して高速動作させることが可能なスペックです。
各VPSサービスにとって、初心者から中級者まで使うボリュームゾーンプランなので、月額料金もそこまで高くなく、実は選びやすい、万能なVPSです。
「vCPU・3コア」のVPSの比較ポイント
- 長期利用も含めた料金
長く使うことも多いため、長期利用割引も含めた最安値で探すとコスパが高くなります
- プランアップグレードの可否
使い方の変化に合わせてプランアップグレード出来る方が長期利用も可能でコスパが高くなります
- ローカルネットワーク接続の可否
複数台VPSをローカルネットワークで接続できると、低価格プランを複数台連携させてコスパが高くなります
本来であれば、VPSは「vCPUコア数」と「メモリ容量」の二つが一番大きな指標ですが、vCPU・3コアのVPSは、どのサービスもメモリは2GBで横並び。つまり、メモリの点ではどこを選んでも同じなため、比較対象になりません。
そうなると重要になるのは、「料金」と「機能」。
料金については、3コア・2GBのVPSなら1年、2年と長期的に使うことも多いため、長期利用割引も含めた料金が重要です。また、コスパの面で考えると、プランアップグレードが可能か、低価格プランVPS同士でローカルネットワーク接続をして複数台構成に出来るかも重要なポイントでしょう。
「vCPU・3コア」のVPSは、ある意味、各VPSサービスのコスパや機能が丸裸になってしまうスペックとも言えます。
ベスト「vCPU・3コア」VPSサービス
価格・バランスでベストなVPS
価格・バランスがベストConoHa VPS 2GBプラン
なぜこのプランがベスト?
キャンペーンと独自の長期利用割引「まとめトク(旧VPS割引きっぷ)」を組み合わせることで圧倒的な最安値を実現しているのがConoHa VPS。キャンペーンによっては、同じConoHa VPSの1GBプランよりも安くなることもあるほど、コスパの高いプランです。
機能的にもクラウドに近く、ローカルネットワーク接続にも対応しているため、柔軟な対応が可能。仮に、「まとめトク(旧VPS割引きっぷ)」を適用していても差額を払えばアップグレードも可能なので、3コアVPSならConoHa VPSを選ばない理由は見当たりません。
メリット・デメリット
- メリット
- キャンペーン時に長期利用契約競合を圧倒する低価格
- プランアップグレード、ローカルネットワーク両方に対応
- 機能的にクラウドに近い
- デメリット
- 単月契約はやや高め
性能とコスパから選ぶならこのVPS
性能とコスパがベストXServer VPS 2GBプラン
なぜこのプランがベスト?
VPSとしては後発となるエックスサーバーの「XServer VPS」のエントリープラン。
価格的には最安値ではないですが、VPSサービスを収容している物理サーバーが、AMDの最新サーバーとなっているため、競合VPSサービスの4倍の処理能力があるとされ(エックスサーバー調べ)、その点を考慮すると、実は8コア、10コアクラスの処理能力があります。
高い処理能力を考えると実はコスパが高く、ベストな3コアVPSに思えますが、ネックはローカルネットワーク接続が出来ない点。
サーバーを強化するには、プランアップグレードをしていく必要があり、どんどんコストが上がっていってしまうという点がネックでしょう。
ただ、3コア、4コアあたりのプランで十分な使い方であれば、実は最もコスパが高いVPSです。
メリット・デメリット
- メリット
- 最新のAMDサーバー収容で競合の4倍高速
- 長期利用で十分に安い
- デメリット
- ローカルネットワークに非対応
ストレージ重視で選ぶならこのVPS
ストレージのGB単価がベストお名前.com VPS 2GBプラン
なぜこのプランがベスト?
お名前.com VPSのエントリーグレードプラン。ストレージが200GBと大容量で、GB単価が5円程度と非常に安く、自社クラウドストレージのスタートアッププランにも最適です。
単体VPSとしてみても、値段は安い方の部類に入るため、サーバーの負荷は変わらないけど、将来的にストレージ容量が必要になる見込みがあるなら、ファーストチョイスのVPSです。
メリット・デメリット
- メリット
- ストレージが200GBと大きくGB単価が安い
- 玄人好みの詳細設定
- デメリット
- プランアップグレード、ローカルネットワークに非対応
「vCPU・3コア」のVPSのよくある質問
vCPU・3コアのVPSでWebサイトを運営する場合は、処理できる月間UU数はどれくらいですか?
vCPU・3コアのVPSでWebサイトを運営する場合、確実に処理できる月間UUは10,000〜20,000程度と言われます。ただし、これはサイト構成や動的コンテンツかどうかでも大きく変わります。
メモリ使用量を最適化した軽量な動的サイトであれば、3コアの処理性能自体は高いため、月間10万UUを超えるサイトを運営することも可能ですし、静的コンテンツのみのサイトであれば、月間100万UU程度処理できることがあります。
逆に、最適化が出来ていないサイトの場合、処理能力があってもメモリがボトムネックになってしまい、月間1万UU程度で動作が重くなってVPSサーバーがフリーズしてしまったり、表示までに非常に時間がかかるケースも出てきます。
自身でアプリケーションやサーバーの最適化ができない場合は、4コアや6コアなどの処理能力が高くメモリ容量が多いプランにした方が簡単で確実です。
vCPU・3コアのVPSで記事数100本のWordPressサイトを高速表示させることはできますか?
記事数100本程度のWordPressサイトであれば、データベースへの負荷もそこまで大きくないため、vCPU・3コアという点だけを見ればスペック的には足りているように思えます。
ただ、3コアプランの多くが割り当てメモリ容量が2GBと、あまり多くないため、メモリを大量に消費するWordPressサイトとなると、月間5万UUクラスが安定ライン、月間10万UUクラスだと厳しいというイメージでしょう。
また、WordPressは1アクセスあたりのメモリ確保量が多いため、急激なアクセス増が起こった際には、2GBメモリではメモリリークが起こり、サーバーがフリーズする可能性があることも覚えておくべきでしょう。
このガイドで紹介したVPS
「時間料金」「豊富なテンプレート簡単立ち上げ」など、他社サービスに先行してVPSをより使いやすくしたVPSサービス「Conoha VPS」。登録アカウント数が55万人を突破し、名実共に国内VPSベンダーの中でも人気上位VPSとなっています。
サーバー管理ツール「Plesk」を搭載しサーバー管理がしやすいVPSサービス「クラウドVPS by GMO」。初期費用無料で、15日無料お試しが出来るなど、初めての方でも手軽にスタートできるVPSです。
国内大手サーバーベンダーのカゴヤが手がけるVPSサーバー「KAGOYAクラウド VPS」。月額550円のハイコスパプランから12コアvCPUのハイスペックプランまであり、拡張性も高いことからライトユースから本格利用まで幅広く対応できます。
ドメイン登録サービス・お名前.comが運営するVPS。「ドメイン登録時に一緒に契約するVPS」というイメージがありますが、玄人好みの機能があったり、企業ユースに優しい支払い方法があったりと、実は使い勝手の良いVPSです。
国内人気レンタルサーバー事業者エックスサーバーが手がけるVPSサービス「XServer VPS」。後発サービスならではの、豊富な機能とハイスペックなサーバーが魅力です。
vCPUコア数から選ぶ
VPSの性能指標の一つであるvCPUコア数は、サーバーにどれくらいの処理能力があるかを決めり、コア数ごとに使用用途も変わるため、最適なコア数を選ぶのが重要です。
- 1コア初めてのVPSに最適なVPSスペックが「1コア」。実際にVPSでwebサーバーなどを運用するというよりかは、とにかく安いので試しに使ってみるのに最適。
- 2コア中小規模のWebサイトなら安定運用が可能な、エントリークラスの実用的なスペックが2コア。価格も手頃でVPS初心者にも扱いやすいスペックです。
- 3コアVPSサービスの主戦場でもある人気のプランが3コア。単体で、複数台でと、いろんな使い方で高速サーバー運用が可能なスペックです。
- 4コア中規模以上のサイトを高速表示が可能な4コアのVPS。単体でも使いやすく、下位プラント組み合わせて複数台での運用も実用的です。
- 5コアVPSサービスでは採用されることが希少な5コア。ちょっと性能が欲しい時に最適ですが、コスパがあまり良くないというデメリットも。
- 6コア中規模以上のサイトでも安定して高速表示できる実用的なスペックが6コアのVPS。バッチサーバーや自社クラウドストレージなど用途も広がってきます。
- 8コア構成によっては大規模サイトの収容も視野に入るのが8コアのVPS。選び方、契約の仕方次第で月額1万円未満で利用できるのが魅力です。
- 10コア大規模サイトの運用も可能ながら、安いプランなら1万円台から利用可能な10コアのVPS。選択肢は少ないですが、規模の割にコスパが高めなスペックです。
メモリ容量から選ぶ
VPSのメモリ容量は、使い方によってはvCPUコア数よりも重要なスペックです。用途によって必要なメモリ容量が異なり、メモリ容量が大きいほどVPSサーバーが高速動作させることも可能になります。
- 1GBVPSスペックの最低条件が1GBメモリ。OSで半分くらいの容量を使ってしまうためギリギリですが、工夫次第でWebサーバーの運用も可能なスペックです。
- 2GBVPSのエントリープランのボリュームゾーンが2GBメモリ。これにvCPUコア数をどうするかで、価格や性能が変わってきます。
- 4GBVPSのエントリープランよりもやや多めのメモリが4GB。このクラスになると大抵のWebサイトは安定して高速表示が可能になります。
- 8GB大規模な処理でなければ大抵のことがストレスなく出来るのが8GBメモリのVPS。コストもそこまで高くなく、高い処理能力なのに比較的手軽にレンタル出来るのが特徴。
- 16GB構成によっては大規模なサイトの収容も可能な16GBメモリのVPS。月額1万円未満で運用することも可能で、クラウドと比較して圧倒的なコスパを誇ります。
- 32GB大規模サイトのホスティングも可能ながら、一般利用でも手が届く料金が魅力的な32GBメモリのVPS。各社のプランに特色があるため、使い方次第で最適なプランが変わってきます。
- 64GB業務用の大規模サービス用途にも使える64GBメモリのVPS。同じメモリ容量でもコア数や料金プランに各社の特色があるため、最適なプラン選びが重要です。
- 128GB単体VPSとしては最高スペックとなる128GBメモリのVPS。価格が高い最上プランとなるため、慎重にサービスやプランを選ぶ必要があります。