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Laravel・Lumenサイトに最適なレンタルサーバーの選び方

公開日: 2020.12.29

PHPの人気フレームワーク・Laravelと軽量版のLumenで構築したサイトを公開するのに最適なレンタルサーバーの選び方をまとめました。

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Laravelとは?

PHP製のフレームワークです。現在では、PHPフレームワークでは一番と言っても過言ではないくらい、定番のフレームワークになっています。

Laravel

RubyのRuby on Railsに似たフレームワークで、高性能なWebサイト・APIサーバーなどを簡単に構築することが出来ます。

Lumenとは?

Laravelの軽量版であるPHP製のフレームワークです。

Lumen

基本的な使い勝手はLaravelと同じですが、一部の機能を削除することで、Laravelに比べて動作が軽快で、サイト構築も簡単にできるようになっています。

Laravel・Lumenサイトのレンタルサーバーの選び方

Composerが使えるか?

Laravel・Lumenは、フレームワーク本体をダウンロードして使うことも可能ですが、公式ガイドなどではPHPのパッケージマネージャー・Composerを使う前提でインストール方法が紹介されています。

Composerであれば、コマンドラインでLaravelが全自動でインストールされるのでとても便利です。

composer global require "laravel/installer=~1.1"

Laravelがインストールされたレンタルサーバーであれば、SSHから下記のコマンドで一発でLaravelが作成可能です。Lumenに関しては、本体をダウンロードする形式ではなく、プロジェクトを作成する際にLumenを呼び出す形式になっています。

// Laravel
composer create-project laravel/laravel your-project-name --prefer-


// Luemn
composer create-project --prefer-dist laravel/lumen your-project-name

サーバー上で新規サイトを作成することはあまりませんが、フレームワークを含めたライブラリを取得する際は、

composer install

でサーバーから直接取得するのが便利なので、Composerが使えるレンタルサーバーを選んでおくのがベストです。

PHPのバージョンもチェック

現行のLaravel v8の場合、PHP7.3以上が動作環境となっているため、レンタルサーバーのPHPバージョンが7.3未満だと最新のLaravelがうまく動作しない可能性があります。

ただし、Laravelは、LTS(Long Term Support) と呼ばれる長期サポートバージョンを必ずリリースしていて、現在のLTS版はLaravel v6で、こちらの場合はPHP7.2以上で動作します。

LaravelのLTS版は、バグフィックスが2年間、セキュリティフィックスが3年間のサポートで、2019年9月リリースされたv6はバグフィックスについては、2021年9月にサポートが切れます。

今(2020年12月現在)からLaravelサイトを構築するのであれば、v6のLTSよりも2021年9月頃に出るであろうLTS版のv9にアップグレードする前提で、PHP7.3以上のレンタルサーバーを選んでおいたほうが良いでしょう。

VPSならデプロイが簡単

Laravelには、Laravel Forgeというサーバーへの自動デプロイをしてくれるサービスがあります。

Forge | Laravel

Laravel Forgeは、Laravelプロジェクトのレポジトリへのプッシュに反応して、本番サーバーへ自動デプロイする仕組みですが、本番環境はVPSサーバーやクラウドサーバーを前提としているため、使う場合はVPSサーバーがコスパが高くなります。

Laravel・Lumenサイトに最適なおすすめレンタルサーバー

コアサーバー

バリュードメインが運営するレンタルサーバー。

同価格帯の他社レンタルサーバーよりも一歩上のスペックで、全プランでSSHが利用可能です。Composerが使えるレンタルサーバーとしてはおそらく最安値となる月額218円(長期契約適用時)から使えるので、非常にコスパの高いレンタルサーバーと言えます。

レンタルサーバーPHP verSSH月額料金
コアサーバー7.1、7.2、7.3、7.4¥218〜

コアサーバー

レンタルサーバー入門から大規模サイトまで守備範囲の広い共有レンタルサーバー。初期費用無料と導入コストを下げつつ、転送量や登録ドメイン数が無制限など、他のレンタルサーバーでは物足りないというユーザーにもマッチしたサービスになっています。

ロリポップ!

GMOペパボが運営するレンタルサーバー。ライトプラン以上でSSHが使えるため、Composerも利用可能です。WebサーバーにLitespeedを採用した「ハイスピードプラン」を用意するなど、費用と性能のバランスが取れたレンタルサーバーで、重めのフレームワークであるLaravel・Lumenも快適に動作します。

なお、最安値のエコノミープランはSSHが使えないので注意が必要です。

レンタルサーバーPHP verSSH月額料金
ロリポップ! レンタルサーバー7.3、7.4ライトプラン以上¥275〜

ロリポップ!レンタルサーバー

低価格から中規模まで、幅広いニーズに対応できるロリポップ!レンタルサーバー。低価格で最低一ヶ月から利用できる柔軟な契約体系で、Webサイト運営に必要な機能が全て揃っています。

さくらのレンタルサーバー

レンタルサーバーの定番中の定番、さくらのレンタルサーバー。SSHが使えるのはスタンダードプラン以上になるので、コアサーバーやロリポップ!よりも少し月額料金が高くなるのがネックですが、安心感・安定感は抜群です。

なお、最安値のライトプランはSSHが使えないので注意が必要です。

レンタルサーバーPHP verSSH月額料金
さくらのレンタルサーバー7.3、7.4スタンダードプラン以上¥524〜

さくらのレンタルサーバー

レンタルサーバーの最大手・さくらインターネットが手がける共有レンタルサーバー。小規模から大規模までほぼ全てのWebサイトにマッチする充実したプランと、豊富な機能が特徴なサービスです。

まとめ

Laravel・Lumenサイトのレンタルサーバーの選び方を見てきました。

Laravel・LumenはPHPが動作すれば基本的には問題ないので、ほぼ全てのレンタルサーバーで公開可能ですが、Laravel・Lumenの動作環境をより快適するのであれば、今回挙げたポイントに注目してレンタルサーバーを選んでみてください。

レンタルサーバーPHP verSSH月額料金
コアサーバー7.1、7.2、7.3、7.4¥218〜
ロリポップ! レンタルサーバー7.3、7.4ライトプラン以上¥275〜
さくらのレンタルサーバー7.3、7.4スタンダードプラン以上¥524〜

この記事で紹介したサーバーサービス

  • コアサーバーのイメージ

    コアサーバー

    レンタルサーバー入門から大規模サイトまで守備範囲の広い共有レンタルサーバー。初期費用無料と導入コストを下げつつ、転送量や登録ドメイン数が無制限など、他のレンタルサーバーでは物足りないというユーザーにもマッチしたサービスになっています。

    もっと詳しく公式サイト

  • ロリポップ!レンタルサーバーのイメージ

    ロリポップ!レンタルサーバー

    低価格から中規模まで、幅広いニーズに対応できるロリポップ!レンタルサーバー。低価格で最低一ヶ月から利用できる柔軟な契約体系で、Webサイト運営に必要な機能が全て揃っています。

    もっと詳しく公式サイト

  • さくらのレンタルサーバーのイメージ

    さくらのレンタルサーバー

    レンタルサーバーの最大手・さくらインターネットが手がける共有レンタルサーバー。小規模から大規模までほぼ全てのWebサイトにマッチする充実したプランと、豊富な機能が特徴なサービスです。

    もっと詳しく公式サイト


価格は記載がある場合を除き、すべて税込みです。

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